パキスタンが北京(Beijing)で物乞い中(Begging)――。政府への風刺とも取れるテロップを国営テレビ局「PTV」が流したとして、局トップが更迭される騒ぎがパキスタンで起きている。カーン首相が中国に巨額の経済支援を頼んだ直後だっただけに、過度な中国依存をいさめる「風刺テロップ」ではないかとの臆測もSNSで広がった。 問題のテロップは、パキスタンのイムラン・カーン首相が訪問先の中国・北京で演説する様子を映した生中継で、今月4日に20秒間映し出された。発信地の「Beijing(北京)」と表記すべきところを「Begging(物乞い)」と表記した。 国営テレビ局は公式ツイッターで「タイプミスによるもので遺憾」と火消しに走り、局幹部を注意したほかテロップ担当者らを停職にした。事態を重くみた政府は6日、就任2週間足らずの局トップを更迭した。 カーン首相は目下の財政危機を乗り切るため、10月にサ
パキスタン南西部バルチスタン州の当局者によると、同州グワダル港近郊で13日、道路建設に従事していた作業員10人が武装グループの銃撃を受けて死亡した。地域の分離独立派の犯行とみられる。グワダル港は、中国が提唱する現代版シルクロード経済圏構想「一帯一路」の一部をなす中パ経済回廊の要衝。道路建設は、回廊整備の対象事業ではなかった。(ニューデリー 岩田智雄)
キリスト教徒の夫婦がイスラム教徒の集団から暴行を受けた後、窯で焼かれて殺害された事件が起きたれんが工場で働く男性(2015年11月19日撮影、資料写真)。(c)AFP/Arif Ali 【11月24日 AFP】パキスタン北東部ラホール(Lahore)の裁判所は23日、イスラム教を冒涜(ぼうとく)したとの疑いを掛けられたキリスト教徒の夫婦が集団に暴行され、窯で焼かれて殺害された事件の裁判で、被告5人に死刑判決を言い渡した。 キリスト教徒の夫婦が殺害された2014年のこの事件は、パキスタン国内で激しい怒りを引き起こした。一方で被害者の家の近隣に住むキリスト教徒の家族らが恐怖を感じ地域から逃げ出す事態になった。 読み書きができなかったこの夫婦は、イスラム教の聖典コーラン(Koran)の一部をごみと一緒に捨て、イスラム教の神聖な本を汚したとイスラム教徒からぬれぎぬを着せられた。北東部パンジャブ(P
9月29日、インド軍高官は、カシミール地方のインド支配地域への侵入を準備していた可能性があるとして、パキスタンの軍事勢力に攻撃を行ったと明らかにした(2016年 ロイター) [ニューデリー/イスラマバード 29日 ロイター] - インド軍高官は29日、カシミール地方のインド支配地域への侵入を準備していた可能性があるとして、パキスタンの軍事勢力に攻撃を行ったと明らかにした。 高官は、攻撃は「テロリストらが侵入を準備していたという非常に具体的で信頼できる情報に基づいて」、28日に実施したと述べた。 パキスタン軍は声明で「テロリスト拠点に関連した攻撃という考えは、インドが誤った効果を生じさせるために意図的に作り出した空想だ」とした。 パキスタン軍は、銃撃戦で同国の兵士2人が死亡したと発表した。 私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」
中途半端な英語使いが英国からのニュースを東京で読み、あちこちふらふらうろうろ。時々嘘。 はてブ = http://b.hatena.ne.jp/nofrills Twitter = http://twitter.com/nofrills Twitterのログ = http://twilog.org/nofrills ◆「なぜ、イスラム教徒は、イスラム過激派のテロを非難しないのか」という問いは、なぜ「差別」なのか。(2014年12月) ◆「陰謀論」と、「陰謀」について。そして人が死傷させられていることへのシニシズムについて。(2014年11月) ◆知らない人に気軽に話しかけることのできる場で、知らない人から話しかけられたときに応答することをやめました。また、知らない人から話しかけられているかもしれない場所をチェックすることもやめました。あなたの主張は、私を巻き込まずに、あなたがやってください
英国で組織的な子供の性的虐待が、想像以上に深刻な問題となっていることが明らかになりつつある。英中部のロザラムで、1400人以上もの子供が長期にわたり組織的な性的虐待をパキスタン系の男たちに受けていた衝撃の事件が今年8月に発覚。移民国家、英国の多文化社会が抱える暗部が浮き彫りになった。事件は氷山の一角に過ぎないとの見方が強まっている。(ロンドン 内藤泰朗) 前代未聞の規模 前代未聞の事件が起きたロザラムは、英国中部の工業都市シェフィールドから約10キロほど離れた、サウスヨークシャー州にある人口約26万の中規模の街だ。この10年で移民などの流入で人口が倍増した。それ以外は英国のどこにでもある地方の静かな街だった。 それが今年8月26日、地元自治体の委託を受けた社会福祉専門家のアレクシス・ジェイ氏がまとめた調査報告書を公表すると、状況は一変した。 報告書は、1997~2013年までの16年間に、
ドイツ・ケルンのケルン中央駅前で、広場を見渡す警官たち(2016年1月6日撮影、資料写真)。(c)AFP/Roberto Pfeil 【1月11日 AFP】昨年の大みそかに女性を狙った暴力事件が500件以上発生したドイツ西部ケルン(Cologne)で10日夜、パキスタン人のグループとシリア人1人が、20人ほどの集団に暴行を受けた。警察当局が発表した。 大みそかの事件には移民の関与が疑われており、同市では緊張が高まっていた。 11日の警察発表によると、暴行を受けたのはパキスタン人6人で、うち2人は入院。またその直後に、シリア人1人が5人組の集団に襲われて軽傷を負ったという。 警察は10日、「挑発する機会をうかがっている集団」についての通報が複数寄せられ、ケルン中央駅およびケルン大聖堂に挟まれたエリアに応援部隊を派遣したと発表していた。(c)AFP
6月5日、パキスタンで恋愛関係にある男性との結婚を決めた18歳の女性が、反対する家族によって銃撃された上、運河に捨てられる事件があった。女性は一命を取り留めた。写真は病院のベッドに横たわる女性の映像から(2014年 ロイター) [ラホール(パキスタン) 5日 ロイター] - パキスタンで恋愛関係にある男性との結婚を決めた18歳の女性が、反対する家族によって銃撃された上、運河に捨てられるという事件があった。幸い女性は一命を取り留めたが、同国では先月も女性が家族に殺害される「名誉殺人」が起きており、再び世界から批判の的となりそうだ。 警察の調べによると、サバ・マクスードさんは家族に意向に反して、近所に住む男性と結婚。ところが、これに反対する父親と叔父、叔母、兄弟によって犯行現場の町まで連れ去られ、銃弾2発を受けた。サバさんが死んだと思った父親らは、袋詰めにして運河に遺棄したという。
パキスタン・ラホール(Lahore)の警察署でインタビューに応じたムハメド・エジャズ(Muhammed Ejaz)容疑者(2014年4月27日撮影)。(c)AFP/ARIF ALI 【5月1日 AFP】背が低く口調も穏やかなパキスタン人の救急医療士ムハメド・エジャズ(Muhammed Ejaz)容疑者(28)は、静かで目立たない人生を送る運命にあっただろう──インターネットで出会った男性同性愛者らを殺害するまでは。 4月下旬に逮捕されたエジャズ容疑者は、3人の殺害について自白しており、同性愛という「悪」について世の中にメッセージを送りたかったと話している。しかし警察によると、一連の犯行は、殺害された男性たちとの性行為の後に行われたとされる。 今回の連続殺害事件は、パキスタン東部の都市ラホール(Lahore)のゲイコミュニティーに衝撃をもたらした。同性愛を「恥」と位置づけ、同性愛者同士による
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