[東京 28日 ロイター] - 法務省入国管理局の東日本入国管理センター(茨城県牛久市)で25日に死亡したベトナム人男性は、死亡する数日前から背中や首などに痛みを訴えていたことが28日、収容施設にいた複数の被収容者の証言で分かった。 被収容者らによると、亡くなったNguyen The Hung氏は、3月半ばに東京入管(港区)から同センターに移送されてきた。入所後、数日して個室に移され、背中などに痛みを訴えていた。発熱もあったという。 24日は朝から痛みを訴えていたが、夕食のころから静かになり、午後10時ごろに職員が灰皿を回収に来たが返事がなかった。 同センターによると、男性は意識がない様子だったため、救命措置を講じたあと救急車で病院に搬送。25日午前2時20分、死亡が確認されたという。