ミステリーか、“フィクション”か──。8日に消息を絶ったマレーシア航空370便は、11日目を迎えた18日になっても機体はいまだ行方不明。根本的な謎が解決されるまでには至っていない。 ただ、分かってきたことは、「ハイジャック、あるいは自殺行為のような意図的行為」により飛行機が消えたということ。何らかの理由で、「故意」に南シナ海でいったん消息を絶ったあと、マレーシア北部を越え、インド方面(インド洋)に針路を変えたとする可能性が非常に高い。 消息不明は、アンワル元副首相を支持する機長の“ジハード”なのか ナジブ首相が公開した衛星データ分析によると、不明機は、広大な2つの地域に位置する可能性がある。1つは、タイ北部から カザフスタン、さらにトルクメニスタンに至るまでの北側地帯。もう1つは、インドネシアから広大なインド洋にかけての南側地帯。 しかし、北側は、武装テロ集団などによる紛争の絶えない広範な