プーチン政権の内幕を描いてベストセラーとなった著作「クレムリンの軍勢-現代ロシア小史」を手にするミハイル・ズィガリ氏=モスクワで2016年11月17日、真野森作撮影 12月15日に迫るロシアのプーチン大統領の訪日へ向けて、日本国内ではかつて無いほど対露関係への関心が高まっている。北方領土問題で進展はあるのか? 鍵を握るのはもちろんプーチン氏その人だ。内部情報を基にプーチン政権の内幕を1冊の本にまとめた気鋭のロシア人ジャーナリスト、ミハイル・ズィガリ氏(35)がインタビューに応じ、ロシア内政やウクライナ情勢、日露関係の展望を縦横に語った。【聞き手・真野森作】 --プーチン氏が00年に大統領に就任して以来、政権の統治システムにはどんな変化があったのでしょうか?