<人々を惑わす悪意ある嘘が世界で増殖中。9月に連邦議会選挙を控えたメルケル政権はソーシャルメディア規制で立ち向かおうとしているが> この話、かなりの数のドイツ人の急所を突いていた。 今年の元日、新年を迎えて時計が午前1時を回った頃、フランクフルトの混み合うバーで事件は起こった。オーナーのヤン・マイによると、約50人の「アラブ系」の男たちが乱入して踊り始め、女性客の体をまさぐり、何人かはスカートの中に手を入れたという。 それは大勢の移民を含むセックス・モブ(性的な暴徒)。ドイツ最大の大衆紙ビルトはマイに取材した後、この表現を使って記事にした。その後も右派系ニュースサイトのブライトバートなどが取り上げ、たちまちソーシャルメディアで拡散した。 目撃者は、マイ以外には20代の「イリーナ・A」のみ。彼女はビルトに姓を教えなかったが、自分が襲われた(とされる)様子を詳細に語った。「パンストをはいていて