【ワシントン=海谷道隆】米CNNテレビは9日、ポンペオ米国務長官が訪問先のアフガニスタンで演説し、北朝鮮の非核化について「数十年がかりの挑戦だ。米国の役割は、北朝鮮全体に(核保有は)戦略的に誤りだったと理解させることだ」と述べたと報じた。 ポンペオ氏は6月半ばに、「完全な非核化」の期限を「2年半以内」と言及していた。アフガンでの発言は、北朝鮮の非核化は歴代米政権も長年取り組んできた難題であり、完全な解決には一定の時間がかかる可能性があることに、理解を求める狙いがあるとみられる。 今月6~7日に訪朝したポンペオ氏はアフガンを電撃訪問し、駐留米軍の兵士らを前に演説した。ポンペオ氏は「北朝鮮にとって核保有は国を危うくし、安全の保証にならないという戦略的決断をさせるのは、数十年がかりの挑戦だ」と語った。 一方、トランプ米大統領は9日、ツイッターに「私は、金正恩(キムジョンウン)(朝鮮労働党委員長)