2回目の顔合わせとなった河野太郎外相と中国の王毅外相の21日の会談は、和やかな雰囲気で始まった。王氏は、河野氏の父である河野洋平元衆院議長を「中国人民の古き友人」だと持ち上げ、こう語りかけた。 「大臣もわれわれの良き友人になることを楽しみにしている。将来的には古き友人にもなってください」 これに河野氏は笑い声を上げ、王氏もぎこちないながら笑みを浮かべた。8月7日にフィリピン・マニラで歴史問題を取り上げ、河野氏に「あなたには失望した」と難詰したのとは対照的だった。 両外相は北朝鮮に対して「対話」と「圧力」のいずれかに力点を置くかでは温度差があった。しかし同席者によると、約45分間の会談で王氏が歴史に言及したのは「さまざまな問題を適切に処理していく必要がある」と述べた際に触れた1回のみ。中国要人が折に触れて日本側に求める「反省」という言葉も出なかったという。 ただ、尖閣諸島(沖縄県石垣市)を含
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