韓国の康京和(カンギョンファ)外相は10日の国会答弁で、北朝鮮との交易の原則禁止などを定めた韓国の独自制裁解除について、「関係部署と検討している」と答弁した。韓国は、北朝鮮の非核化が進展するまで制裁を維持する立場を堅持しており、康氏はこの点について議員から重ねて質問されると、「発言が先走ったとすれば、申し訳ない」と謝罪した。 韓国外交省も10日午後、韓国独自制裁の解除について、「現在、政府レベルで本格的に検討している事実はない」とコメント。康氏の発言について、「南北関係の発展と非核化をめぐる対話が進むなか、安保理決議などを損なわない範囲で柔軟に検討する必要があるという趣旨だった」と釈明した。 韓国は9月の南北首脳会談で、物資の搬入を伴うことから国連制裁決議違反になる可能性の高い南北の道路・鉄道連結事業の着工式を年内に行うことで合意した。文在寅(ムンジェイン)政権は国連決議を守るとする一方、
【ワシントン時事】ロイター通信によると、米政府高官は19日、トランプ大統領と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長による2回目の首脳会談について、一部記者団に「年明け以降のいずれかの時期に開催されそうだ」と述べ、年内実施の可能性は低いとの見方を示した。 トランプ氏は先に、次の米朝首脳会談が11月6日の中間選挙後になると話していた。 これに関連してポンペオ国務長官は19日、米政府系放送局ボイス・オブ・アメリカ(VOA)に対し、米朝の高官級協議が早ければ来週にも開かれる見通しで、長官自身が参加すると語った。 一方、米国防総省は19日、シンガポール訪問中のマティス国防長官と韓国の鄭景斗国防相が、12月に予定されていた定例の米韓合同軍事演習「ビジラント・エース」の中止を決めたことを明らかにした。北朝鮮との非核化交渉を進展させるため、配慮を示した形だ。 同省報道官は、合同演習中止について「(米朝)外交プロセ
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