最近、北朝鮮国内の女性や脱北した女性の人権侵害を巡り、当事者や支援者らによる告発が続いている。 たとえば4月29日、中国東北地方で脱北者救援活動を行っているNGOがソウル市内で記者会見を開き、脱北後に人身売買の被害にあった女性2人への支援を訴えた。 2人のうちのひとりである李さんは、12歳の時に家族に先立たれ、独りでコチェビ暮らしをしていたところ、「中国に行けば豊かな暮らしができる」というブローカーの話を聞き、17歳の時に国境を越えた。 ところが、その話自体が人身売買の罠だった。李さんは13歳年上の中国人男性に売られ、「結婚生活」を強要される。その後、どうにか逃げ出したものの、「まだまだ幼い北朝鮮の女性たちが中国で人身売買の被害にあっている」と本人は話す。 (参考記事:17歳で中国人男性に売られ…脱北女性「まだまだ幼い被害者が大勢いる」) 米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が報じた