韓国で教育番組を放映する公共放送EBSの子会社などが製作した北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長のペーパークラフトが販売中止に追い込まれた。商品に「世界最年少の国家元首」などとの記載があり、保守層などから「美化し過ぎだ」と批判が殺到した。南北融和の中でも反北朝鮮感情は根強く、金氏のソウル訪問が実現した場合は過激な反対集会が開かれる見通しだ。 韓国メディアによると、EBSの子会社は「朝鮮半島の平和時代を開く指導者たち」とのテーマで、児童向けに金氏と米中韓の首脳をかたどったペーパークラフトセットを10月から販売。金氏を「世界平和への新たな道しるべを打ち出した」などと紹介した。これに対し、インターネット上で「おじを処刑し兄を暗殺した人間を、まるで偉人のように描いている」「普通の国の平和指導者のように教えていいのか」と批判が相次いだ。 同社は11月下旬に販売中止と商品の回収を決めて「混乱を招いた」と謝罪
北朝鮮の朝鮮労働党機関紙・労働新聞は15日、南北対話により朝鮮半島の「新時代を開いていくためにはそれに抵触する反統一的障害物を取り除くのが重要である」として、歴代の保守系韓国大統領を排撃する論説を掲載した。朝鮮中央通信が伝えた。 (参考記事:朴槿恵大統領を食い物にし続けた「怪しい宗教家」の父と娘) 論説は朴正煕、李明博、朴槿恵の各元大統領を名指しし、「南朝鮮の保守一味が代を継いで執ように追求してきた同族対決政策と、それを後押ししてきた反統一的な装置こそ、民族の和解と団結を阻み、祖国統一偉業の前進を妨げた重大な障害物である」と非難。 続けて「北南関係の改善と祖国統一に百害あって一利なしのあらゆる反統一的な障害物を取り除くのはこんにちの現実で差し迫った要求となっている」などと主張した。
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