北朝鮮の核開発やミサイル実験に厳しい姿勢で臨むことで「強いリーダー」を演じる安倍晋三首相。だが、本来、米国と北朝鮮の対立である問題に、不用意に介入することで、かえって日本が戦争に巻き込まれるリスクが高まっている。 そうした安倍政権の姿勢を、小西洋之・参議院議員(民進党)は「米国に追従し、北朝鮮に日本攻撃の口実を与える亡国かつ売国の行為」と厳しく批判している。同議員に、いかに安倍政権の対北朝鮮政策が危険かについて、またその対案について聞いた。 〇「日本列島を丸ごと焦土化」日米共同訓練に憤る北朝鮮小西洋之参議院議員。筆者撮影。 小西議員は「実は、安倍政権以前には、北朝鮮が日本や日本国民そのものを攻撃すると発言したことは一度もありませんでした」、「しかし、トランプ大統領の軍事圧力を『日米は100%ともにある』とまで全面的に支持する安倍政権の姿勢や、違憲の安保法制による自衛隊と米軍の度重なる共同訓