日本海のロシア領海で拿捕(だほ)された北朝鮮の密漁船。ロシア連邦保安局提供(2019年9月18日撮影、資料写真)。(c)Russian Federal Security Service / Sputnik 【10月2日 AFP】ロシア国境警備隊は2日、太平洋の自国海域に入った北朝鮮籍の漁船に発砲した。ロシア治安当局によると、漁師5人が負傷したという。 ロシア極東沖ではここ数か月間、北朝鮮籍の船数千隻がイカの密漁を行っており、ロシア当局はいら立ちを募らせている。 国境警備を担当するロシア連邦保安局(FSB)は公式ウェブサイトで、「国境警備隊による正当な要求に応じなかったため、漁船の一団のうち1隻の航行を阻止するために発砲した」と明かし、負傷した5人は治療を受けていると報告した。 FSBは、この北朝鮮籍の船を拿捕(だほ)したとしている。ロシア当局は先月にも、北朝鮮の漁師数百人を拘束している。