北朝鮮外務省報道官は7日夜、ポンペオ米国務長官との協議について「米側の態度と立場は実に遺憾だった」とする談話を発表した。朝鮮中央通信が伝えた。北朝鮮は依然、トランプ米大統領への信頼感を維持しているが、米側の姿勢が変わらない場合、交渉が決裂すると警告した。
米朝首脳会談から一夜明けた13日、北朝鮮の国営メディアが、トランプ米大統領が米韓合同軍事演習を中止する考えを会談で示したと報じた。演習が実際に中止され、それが長引けば、北朝鮮に対する抑止力は低下する。会談のあいまいな合意の「落とし穴」が早くも露呈した格好だ。 北朝鮮の労働新聞(電子版)は、前日の米朝首脳会談を伝える13日付の記事で、「米大統領は、朝米対話が行われる間、北朝鮮が挑発とみなす米韓合同軍事演習を中止する意向を示した」と伝えた。 米韓演習は、1978年に米韓連合軍司令部が創設されて以降に本格化した。毎夏に行う指揮所演習「乙支(ウルチ)フリーダムガーディアン(UFG)」では、新しい戦術などを確認。毎春の「キー・リゾルブ」「フォール・イーグル」の二つの演習で、米軍増派や野外戦闘について訓練している。 米韓演習は、朝鮮半島の有事に備える準備として進められてきた。また北朝鮮が核実験や弾道ミ
韓国と北朝鮮の両当局者が昨年秋から年末にかけ、少なくとも2回、平壌で接触した。ソウルの情報関係筋が明らかにした。韓国は基本的に北朝鮮との交流を禁じており、当局者の訪朝は異例。接触を通じ、北朝鮮は平昌(ピョンチャン)冬季五輪参加と南北対話路線を決めるに至った。米国は南北対話の行方を不安を持って注視しているという。 米国内には韓国の動きに対する不満の声も出ており、ペンス米副大統領が訪韓した際に北朝鮮との接触を拒む事態につながった。 南北の接触は、五輪を契機に関係を改善したい韓国側が求めた。昨年11月以降、中国経由で訪朝し、北朝鮮の五輪参加問題を巡って協議した。北朝鮮は参加の条件として米韓合同軍事演習の中止を求めたという。 米韓軍当局は昨秋の段階で…
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