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朝中間の国境は、鴨緑江と豆満江の二本の河川を国境としている。その長さは合わせて約1400キロに及ぶ。12月末から3月中旬までの厳寒期、両河川はほぼ完全に凍結する。ダンプカーが通っても氷は割れないほどだ。国際社会による強力な経済制裁が続く中、国境地帯で密輸が大規模化していることが分かった。 中国吉林省に住む取材協力者は、昨年12月に鴨緑江の密輸状況について現地に赴いて調べ、次のように伝えてきた。 「中国から自動車をはじめとする密輸が続いている。米国が衛星で監視しているため当局の取り締まりが厳しくなり、(下流の)丹東、(豆満江沿いの)琿春付近で北朝鮮に密輸されていた物資が鴨緑江上流の長白県に集められている。中国人の貿易商たちも大勢集まってきている」 関連記事 <北朝鮮内部>困窮軍人が国家機関の密輸現場を襲う 下士官死亡の事故も 長白県の対岸は北朝鮮の両江道恵山(ヘサン)市だ。この付近は川幅が狭
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