「朝鮮半島の今を知る」(11) 宮本悟・聖学院大学教授 2018.7.10
Satoru Miyamoto, Professor, Seigakuin University 米朝会談後の展望を考えるうえで抑えるべきポイントを指摘した。 「北朝鮮の最重要課題は安全保障でありそのための和解。米朝会談のポイントは＜北朝鮮が核を放棄するためは経済ではなく安全保障を重視していること＞を初めて米政権が理解したこと」「北朝鮮指導部内も一枚岩ではない。内部で生じる雑音が対話の障害になるかもしれない」「米朝がかなり進展しなければ日朝の進展はない。日本が交渉したいと言えばいうほど交渉は遠のく。どしっと構えるべき」 また、北朝鮮報道について、「常套句に頼った報道も目立つが、これは説明の放棄」との苦言も呈した。 司会 五味洋治 日本記者クラブ企画委員（東京新聞）
「朝鮮半島の今を知る」(11) 宮本悟・聖学院大学教授 | 日本記者クラブ JapanNationalPressClub (JNPC)
米朝会談後の展望を考えるうえで抑えるべきポイントを指摘した。 「北朝鮮の最重要課題は安全保障でありそのための和解。米朝会談のポイントは＜北朝鮮が核を放棄するためは経済ではなく安全保障を重視していること＞を初めて米政権が理解したこと」 「北朝鮮指導部内も一枚岩ではない。内部で生じる雑音が対話の障害になるかもしれない」 「米朝がかなり進展しなければ日朝の進展はない。日本が交渉したいと言えばいうほど交渉は遠のく。どしっと構えるべき」 また、北朝鮮報道について、「常套句に頼った報道も目立つが、これは説明の放棄」との苦言も呈した。 司会 五味洋治 日本記者クラブ企画委員（東京新聞） 北朝鮮の行動をメディアが伝える時、数多くの常套句がある。「自国の体制を守るため」というのもその１つだ。 「なぜ北朝鮮は非核化に乗り出したのか」「なぜ経済発展を重視し始めたのか」「制裁解除を求めている理由は何か」 まったく
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