ワシントン(CNN) 米国防総省がこのほど公表した核態勢の見直しに関する2018年版の報告書で、千島列島がロシアの領土として表記されたり、台湾が中国の一部として表記されたりするなどの間違いがあったことが分かり、同省が訂正を強いられていたことが6日までに分かった。 台湾に関する間違いをジャパン・タイムズ紙が指摘したことを受け、国防総省はウェブサイトを通じた同報告書の公表を一時的に中止。国防総省の広報は3日、同紙に対し、報告書の印刷に間違いがあったことを確認していた。 同報告書の草案(非公開)段階では、朝鮮半島全体を北朝鮮の旗で覆った画像もあった。こちらのミスは、公表前に見つかって訂正された。 今回の報告書で国防総省は、ロシアに対する核抑止力の強化に重点を置き、「ロシアは米国と北大西洋条約機構(NATO)を、自らの地政学的野心に対する中心的な脅威と見なしている」と位置付けた。 トランプ大統領も