パリの同性愛者が集まる主要地区には、バー、クラブ、アダルトショップが多くある。ここには、同性婚禁止を支持する人などいないと思うだろう。 しかし、今週末のフランス大統領選挙を前に、ここル・マレ地区で国民戦線(FN)を支持する人たちがいる。そして、FNの党首はまさに同性婚を禁止すると言う。
フランス、リヨン発――土曜の夜11時、極右思想を持つ若者たちのたまり場として知られているリヨンのバー『ラ・トラブール』に、フランスの若いナショナリストたち200人ほどが集まった。 かつては泡沫政党だった国民戦線の党大会がこの近くで開催されていた。夜が更けるにつれて、党の大物たちもやって来ると思われた。 バーに続く階段には、30人ほどの若者が立ち、煙草を吸ったり雑談したりしている。若手右翼運動『Generation Identitaire』(アイデンティティの世代)の活動家が3人、一目でそれとわかる黄色いジャケットを着て、ドアのところで作業をしている。 パーティーはいつ始まったのかわからない。バーの中は人で溢れていた。このバーは、移民より「先住民」の権利保護を主張するフランスのネイティビスト(移民排斥主義者)たちが2011年4月にオープンした。店の裏では、活動家たちが露店を出してグッズ販売を
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