8月22日、北朝鮮の制裁決議違反に関する国連の機密報告書によると、過去6カ月間に北朝鮮から、シリアの化学兵器プログラムを担う政府機関への貨物輸送が2件阻止された。提供写真。(2017年 ロイター/KCNA) [国連 21日 ロイター] - 北朝鮮の制裁決議違反に関する国連の機密報告書によると、過去6カ月間に北朝鮮から、シリアの化学兵器プログラムを担う政府機関への貨物輸送が2件阻止された。 37ページに及ぶ同報告書は独立した国連の専門家委員会がまとめ、今月に入って国連安全保障理事会に提出されたもので、ロイターが21日入手した。貨物の中身や阻止された時期や場所など詳細は不明。 報告書は「加盟2カ国がシリアへの出荷を阻止した。また別の加盟国からは、貨物が朝鮮鉱業貿易開発会社(KOMID)とシリアの契約の一環であると信じる根拠があるとの通知が委員会にあった」としている。 KOMIDは北朝鮮の武器取
7月24日(現地時間同日),ロシアのモスクワにおいて日露国連協議が開催され,鈴木哲外務省総合外交政策局長は,ゲンナジー・ミハイロヴィッチ・ガチロフ外務次官(国際機関・人権人道担当)(Mr. Gennadiy Mikhaylovich GATILOV, Deputy Minister of Foreign Affairs)及びアレクサンドル・アナトリエヴィッチ・パンキン外務省国際機関局長(Mr. Aleksandr Anatolievich PANKIN, Director of the Department of International Organizations, Ministry of Foreign Affairs)とそれぞれ意見交換を行いました。 この協議では,安保理において取り上げられている地域情勢(北朝鮮,シリア)や安保理改革を含む国連改革等について意見交換を行いました。
仏パリで、シリアでの化学兵器使用疑惑に抗議する人々(2017年4月6日撮影)。(c)AFP/Lionel BONAVENTURE 【6月30日 AFP】シリアの反体制派支配地域で今年4月に化学兵器が使用されたとみられる問題で、国連(UN)の化学兵器禁止機関(OPCW)の事実調査団(FFM)は、使われたのはサリンだったと結論づけた。29日にAFPが入手した機密報告書で明らかになった。調査結果は今後国連とOPCWの合同パネルが検討を加え、攻撃を実行したのがシリア政府軍だったのかどうかを見極める方針だ。 攻撃はシリア北西部イドリブ(Idlib)県にある町ハンシャイフン(Khan Sheikhun)で4月4日にあり、少なくとも87人が死亡した。死者の多くは子どもだった。米仏英はバッシャール・アサド(Bashar al-Assad)政権軍が行ったと非難していた。 AFPが一部を入手した報告書には「F
「平和構築」を専門にする国際政治学者 篠田英朗(東京外国語大学教授)のブログです。篠田が自分自身で著作・論文に関する情報や、時々の意見・解説を書いています。過去のブログ記事は、転載してくださっている『アゴラ』さんが、一覧をまとめてくださっています。http://agora-web.jp/archives/author/hideakishinoda なお『BLOGOS』さんも時折は転載してくださっていますが、『BLOGOS』さんが拾い上げる一部記事のみだけです。ブログ記事が連続している場合でも『BLOGOS』では途中が掲載されていない場合などもありますので、ご注意ください。 トランプ大統領が、シリアのシャリラト空軍基地への攻撃に踏み切った。北西部イドリブで化学兵器が使用されたとされることへの対抗措置として、化学兵器使用に用いられたとされる軍事基地が攻撃され、破壊されたわけである。 今後のシリ
シリア北西部イドリブ県で今月4日に化学兵器が使われた疑惑について、英国のライクロフト国連大使は12日、国連安全保障理事会の会合で、現場から入手したサンプルを分析した結果、「神経ガスのサリンか、サリンに似た物質の陽性反応が出た」と述べた。 英国は「シリアの政権が4月4日のサリン攻撃に関与した疑いが大きい」との評価を米国と共有した。英軍研究機関ポートンダウンの化学兵器専門家が分析したという。ライクロフト氏は、シリアのアサド政権を支えるロシアについて「アサド政権への恥知らずな支持」と痛烈に批判した。(金成隆一)
トランプ米政権が6日にシリア中部のアサド政権軍の空軍基地をミサイル攻撃したことを受け、国連安全保障理事会は7日、緊急会合を開いた。シリアを支持するロシアは国際法に反する「侵略行為」と米側を非難。対する米国は「完全に正当化される」と反論した上で「さらなる行動の用意」を述べ、ロシアやシリアを牽制(けんせい)した。日本も米国の攻撃に理解を示した。 緊急会合の開会を求めた非常任理事国ボリビアの国連大使が最初に発言し、米国の攻撃を「単独行動」と批判し、「武力行使は、国連憲章51条の自衛権の行使か、安保理の承認がある場合のみ合法だ」と訴えた。 2003年のイラク戦争開戦前、当時のパウエル米国務長官が、イラクに大量破壊兵器(WMD)があると発言する写真を掲げて「この写真を覚えておかなければならない。歴史から学んだことを思い出すことが重要」と主張した。イラクからWMDは見つからなかった経緯から、今回の攻撃
シリアでの毒ガス使用問題 2017年04月06日 21:32 シリアロシア シリアのイドリブでの毒ガスの使用で、多数の犠牲者が出た事件については、世界各地で大きな議論をよんでおり、このブログの読者からも多くの意見が寄せられていますが、この問題を審議する国連安保理での、米英仏の決議案の採決は先に持ち越されました。 現在舞台裏で、ロシアが飲める案文とするとかしないとかの、駆け引きが盛んにおこなわれていると思いますが、朝方報告した以降の若干注目される動き次の通りです。 ・ロシア大統領府報道官は、イドリブでの化学兵器の使用は野蛮で、絶対に受け入れられないが、現時点で確定的なことは言えず、客観的な調査が必要であるとした。 報道官およびロシア外務省は、現時点でだれがやったかを決めつけるのは時期尚早で、米国の非難は客観的ではないとコメントした由。 ・他方、トルコ保健省は、毒ガス攻撃と疑われる犠牲者から集
ワシントン(CNN) シリア北西部イドリブで化学兵器が使用されたとみられる件を受け、国連安全保障理事会は5日、緊急会合を開いた。安保理議長国である米国のヘイリー国連大使は、化学兵器による民間人への攻撃をめぐりロシアとシリアの政府を強く非難、米国はシリア内戦の解決に向け軍事行動も視野に入れていると示唆した。 ヘイリー氏はこの中で、「国連が集団的に行動する義務を怠り続ければ、国家が独自の行動を取らざるを得ない場合もある」と発言。「犠牲者のため、他の安保理理事国が最終的に同様の行動を取る意向であることを望む」と述べた。 国連安保理は、多くの子どもたちを含む数十人が死亡した今回の攻撃について、シリアのアサド政権を非難する決議案を検討している。アサド政権を支援するロシアはこの決議案に対し拒否権を行使するとみられる。 米英仏の代表者が配布した決議案草稿は、攻撃があった4日のシリア北部での飛行記録を提出
米国のニッキー・ヘイリー国連大使。米首都ワシントンで(2017年3月27日撮影、資料写真)。(c)AFP/NICHOLAS KAMM 【3月31日 AFP】米国のニッキー・ヘイリー(Nikki Haley)国連大使は30日、米政府はシリア内戦を終結させる新たな戦略を模索する中でもはやシリアのバッシャール・アサド(Bashar al-Assad)大統領の追放に焦点を当てていないと述べた。 ヘイリー氏はニューヨーク(New York)でが少数の記者団に対し、アサド政権の自国民に対する人権侵害の歴史を非難した一方、米国はアサド大統領に集中するのではなく、トルコやロシアなどと協力して政治的解決を模索することに焦点を当てると語った。 「この問題について考えてみると優先順位を変えるということであり、われわれの優先事項は腰を据えてアサドの追放に集中することではなくなった」 (ヘイリー氏) ヘイリー氏の発
シリア情勢 2017年02月01日 10:56 シリアアメリカの外交政策 世界はトランプ旋風が吹いていますが、シリアでももしかするとトランプの対IS戦略が動き出したのかもしれません。 ・シリア民主軍(クルドのYPGが主力)の報道官は31日、同軍が米軍から装甲車等の支援を受領したが、これはトランプ政権の第1週間の間でのことであると語ったよし。 報道官はさらに、これまでシリア民主軍は米軍より、軽火器や銃弾等の支援しか受けておらず、装甲車両等を受け取るのは初めてのことで、今回受け取った分は量は少ないが(車両数等は不明)、これは第1回の分で、米国からは今後ともさらに支援を続けると連絡されていると語った由。 さらに、彼は今後のシリア民主軍の作戦について、ラッカを孤立させ、ラッカとデリゾルとうIS支配下の地域の連絡線を断ち切ることを企図していると語ったよし。 (これまで、米軍はシリアにおけるISに対す
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