世界の平和と秩序が国連と呼ばれるものによって促進されるといまだに信じている人は、シリアが今週から軍縮会議の持ち回り議長国を務めることについて考えを巡らせたほうがいいだろう。バッシャール・アサド大統領が統治し、サリンガスを使い、罪なき市民に「たる爆弾」を落とす、あのシリアのことだ。
7月24日(現地時間同日),ロシアのモスクワにおいて日露国連協議が開催され,鈴木哲外務省総合外交政策局長は,ゲンナジー・ミハイロヴィッチ・ガチロフ外務次官(国際機関・人権人道担当)(Mr. Gennadiy Mikhaylovich GATILOV, Deputy Minister of Foreign Affairs)及びアレクサンドル・アナトリエヴィッチ・パンキン外務省国際機関局長(Mr. Aleksandr Anatolievich PANKIN, Director of the Department of International Organizations, Ministry of Foreign Affairs)とそれぞれ意見交換を行いました。 この協議では,安保理において取り上げられている地域情勢(北朝鮮,シリア)や安保理改革を含む国連改革等について意見交換を行いました。
シリア北西部イドリブ県で今月4日に化学兵器が使われた疑惑について、英国のライクロフト国連大使は12日、国連安全保障理事会の会合で、現場から入手したサンプルを分析した結果、「神経ガスのサリンか、サリンに似た物質の陽性反応が出た」と述べた。 英国は「シリアの政権が4月4日のサリン攻撃に関与した疑いが大きい」との評価を米国と共有した。英軍研究機関ポートンダウンの化学兵器専門家が分析したという。ライクロフト氏は、シリアのアサド政権を支えるロシアについて「アサド政権への恥知らずな支持」と痛烈に批判した。(金成隆一)
国民はアサド大統領望まず=米国連大使 【ニューヨーク時事】ヘイリー米国連大使は3日、国連本部での記者会見で、「(シリア)国民がアサド(大統領)を望んでいるとは思わない」と述べた。アサド氏の処遇をめぐっては、ティラーソン米国務長官が先週、「シリア国民が決めることだ」と発言し、排除を強く求めてきたオバマ前政権からの方針転換の可能性も指摘されている。 ヘイリー氏は長官の発言について、将来のシリア大統領選でアサド氏が出馬することを「容認するという意味ではない」と説明。さらに「(アサド氏は)長きにわたり和平を妨害し、戦争犯罪者だ。彼が自国民にしてきたことにはうんざりしている」と批判した。 (2017/04/04-08:11) 【国際記事一覧へ】 【アクセスランキング】
米国のニッキー・ヘイリー国連大使。米首都ワシントンで(2017年3月27日撮影、資料写真)。(c)AFP/NICHOLAS KAMM 【3月31日 AFP】米国のニッキー・ヘイリー(Nikki Haley)国連大使は30日、米政府はシリア内戦を終結させる新たな戦略を模索する中でもはやシリアのバッシャール・アサド(Bashar al-Assad)大統領の追放に焦点を当てていないと述べた。 ヘイリー氏はニューヨーク(New York)でが少数の記者団に対し、アサド政権の自国民に対する人権侵害の歴史を非難した一方、米国はアサド大統領に集中するのではなく、トルコやロシアなどと協力して政治的解決を模索することに焦点を当てると語った。 「この問題について考えてみると優先順位を変えるということであり、われわれの優先事項は腰を据えてアサドの追放に集中することではなくなった」 (ヘイリー氏) ヘイリー氏の発
シリア大統領の処遇、国民次第=前政権方針と相違か-米国務長官 【エルサレム、ニューヨーク時事】ティラーソン米国務長官は30日、訪問先のアンカラで、シリア内戦をめぐり「アサド大統領の長期的な地位はシリア国民が決めることだと思う」と述べ、同大統領の排除を目指していたオバマ前政権の方針と一線を画す立場を表明した。 オバマ前政権はかねてアサド大統領の退陣を求めていたが、内戦への対策が後手に回り、アサド政権の延命につながった。トランプ大統領は、過激派組織「イスラム国」(IS)掃討を優先させる一方、アサド大統領の処遇については明言してこなかった。 ヘイリー米国連大使も30日、AFP通信などに「優先事項はもはやアサド退陣に焦点を当てることではない」と述べ、和平プロセスでアサド大統領の退陣に固執しない考えを表明。一方、外交筋は「シリア国民の将来のために政治解決を支持するという米国の従来の方針を撤回し
シリア情勢 2017年02月01日 10:56 シリアアメリカの外交政策 世界はトランプ旋風が吹いていますが、シリアでももしかするとトランプの対IS戦略が動き出したのかもしれません。 ・シリア民主軍(クルドのYPGが主力)の報道官は31日、同軍が米軍から装甲車等の支援を受領したが、これはトランプ政権の第1週間の間でのことであると語ったよし。 報道官はさらに、これまでシリア民主軍は米軍より、軽火器や銃弾等の支援しか受けておらず、装甲車両等を受け取るのは初めてのことで、今回受け取った分は量は少ないが(車両数等は不明)、これは第1回の分で、米国からは今後ともさらに支援を続けると連絡されていると語った由。 さらに、彼は今後のシリア民主軍の作戦について、ラッカを孤立させ、ラッカとデリゾルとうIS支配下の地域の連絡線を断ち切ることを企図していると語ったよし。 (これまで、米軍はシリアにおけるISに対す
シリア情勢 2017年01月22日 11:02 シリアロシア シリア情勢につき、アラビア語メディアから、取りまとめたところ、断片的ながら次の通り 昨日だったか、ロシアのシリアにおける海、空軍基地に関する合意について報告しておきましたが、どうやらロシアは軍事的にも、政治的にもシリアにますます深くコミットしつつあるようです。 ・ロシアは、21日ロシア本土からシリアのデリゾルに長距離爆撃機6機を派遣してISの拠点を空爆し、全機無事ロシアに帰還した由。 爆撃に参加したのはTu22M3で、空爆の対象はISの宿舎、武器弾薬庫、車両等であるが、これらについてはシリアのhmimim 基地からのロシア戦闘機が、戦果を確認した由 (米国はISに対する空爆でB52とB2という長距離戦略爆撃機を使用したが、ロシアもTu22の使用です。 なお、al qods al arabi net は、記事の題はロシアが長距離爆
アスタナ(カザフスタン)会議について 2017年01月14日 10:39 シリアトルコ ロシアとトルコの共同議長による、アスタナでのシリア和平会議については、未だまだ不透明なところが多く、どこで何がどう動いているのか良くわかりませんが、トルコ大統領府の報道官は13日、会議の日時はこの23日であることが確定したと発表しました。 それはともかくアラビア語メディアは、裏情報も含めて、いずれもこの問題を大きく取り上げているので、断片的ながら、取りあえず次の通り。中には時期尚早の情報や怪しげな情報もあるかもしれませんが、報道のまま・・・ ・現在の最大の問題は参加者の問題で、その問題は反政府側の参加問題の他、米国と国連の参加問題がある(その他若干前にサウディの参加にイランが反対しているという報道もあったように思う)が、米国の参加問題については、13日トルコ外相がロシアも米国の参加に同意したと語った由。
Syria情勢 2 2017年01月13日 12:31 シリアロシア 先ほどダマス近郊の空港に対する攻撃について書きましたが、その他のシリア関連情勢、断片的ですが、次の通り ・国連のシリア特別代表は シリアでの停戦は、一部の違反はあっても、全体としては守られている 問題の一つは、反政府軍が包囲しているイドリブの2の村に対する撤収の車23台が止められていて、依然戦闘が続いていることである またダマスの水源のバラダ渓谷では2の村で戦闘が続いている 23日のアスタナ会議には国連は出席するつもりだが、まだ招請状は届いておらず、最終的な日程は決まっていない 同会議は停戦を確実にすることと和平の大枠について議論すると思われる と語った。 https://www.alarabiya.net/ar/arab-and-world/syria/2017/01/12/دي-ميستورا-الهدنة-صامد
シリア情勢(ロシア・トルコの監視体制等) 2016年12月31日 21:32 シリアトルコ シリア情勢については朝方お伝えしましたが、hurryiet net は、トルコ政府高官の話として、ロシアとトルコが、ロシアはシリアのHmeimim空軍基地に、トルコはEskişehir空軍基地に、合同停戦監視本部を設置し、共同して停戦尾監視にあたることになったと語ったと報じています。 更に双方の地上部隊も停戦監視にあたり、情報を密に交換する由 更に両国のイニシアティブの第2段階の和平交渉については、カザフスタンのアスタナで、両国及びイランにシリア政府と反政府派を含めた協議を行うことで合意しているが、現在のところその日時としては来年1月23日を予定し、その前に1月8〜9日頃に、双方の関係者が集まって、状況分析を行うことになった由。 また協議は当初は首脳レベルではなく、場合によっては余りハイレベルでない
シリアに関する安保理決議案 2016年12月31日 10:21 シリアロシア ロシア(プーチン)のやることは米国と違って、とにかく早い。 アラビア語メディアによると、ロシアはトルコ―ロシアの停戦合意に関して、30日安保理に決議案を配布し、31日の採決を求めたとのことで、同決議案は既に西側等の修正案もいれて修正済みとのことで、おそらくこの31日に採択され(ロシアは全会一致の支持を要請しているが、おそらくはそれに近くなると思われる)、2016年は、少なくともシリアに関しては,米国の無力さとロシアの積極性と圧倒的な優位が確立した年であったことを、最後の最後に確認することになりそうです。 al jaeera net によれば、決議案は ・テロ組織との戦闘が続く地域を除いてシリア全土の停戦を確認し ・アスタナ(カザフスタン)での和平交渉開始を示唆し、反政府軍は1月16日までに独立の交渉団を形成し、政
シリア全土の停戦問題(トルコとロシアの動き) 2016年12月29日 09:19 シリアロシア ・ロシアとトルコのシリア全土停戦イニシアティブについては昨日お伝えしましたが、hurryiet net は、トルコ外相が、本件に関する合意は近いと言ったと報じています。 ・他方al jazeera net はトルコからの情報として、トルコ外相によれば、問題は停戦と政治的解決の両面があるが、ロシアとトルコは停戦についての合意をまとめたと語った由。 それによると、停戦はシリア全土に及ぶが、例外が2つあり、一つはロシアがダマス近郊のゴータを例外地域とすることに固執していること、もう一つは過激派を排除することで、ISの他ファタハ・シャム戦線が対象となる由。 トルコでは、反政府軍各組織とロシアとの接触が始まったが、反政府軍は、ゴータ地域を例外とすることは絶対反対で、これは裏切りであるとしている由 他方ファ
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