国連総会が開かれているニューヨークで、アメリカのオバマ大統領と中国の李克強首相が会談し、5回目の核実験を強行した北朝鮮に対し、国連安全保障理事会での新たな制裁決議を含め、両国が連携していくことを確認しました。 アメリカのホワイトハウスの発表によりますと、両者は会談で北朝鮮による5回目の核実験を非難するとともに、「国連安全保障理事会での協力を活性化させ、朝鮮半島の非核化に向けた連携を強化する」として、北朝鮮に対する国連安保理での新たな制裁決議も含め、両国が連携していくことを確認しました。 北朝鮮への対応をめぐって、アメリカは国連安保理で北朝鮮の収入源となっている石炭の輸出規制の強化などさらに厳しい制裁決議の採択が必要だとして、各国への働きかけを強めています。これに対して中国は、国連安保理で何らかの対応は必要だとしながらも、北朝鮮を追い詰めすぎれば朝鮮半島の緊張は一層高まりかねないという立場で