突然姿を消す人、説明されずに空っぽになっている放送番組の席、使われていないマイク、放置されたままのツイッターのアカウントは、放送の独占企業、中国国営中央テレビ(CCTV)で何か極めて大きな問題が生じていることを示唆している。 北京外国語大学でジャーナリズム学を教える展江(チャン・チャン)教授によると、CCTVの同僚らの話では、同社の金融ニュース担当ディレクターが6月初旬に逮捕された後、職場に姿を現さなくなった人が過去1カ月半で少なくとも8人いるという。 注意深く事態を観察している人たちは、CCTVの汚職疑惑に対する広範な捜査が進められる中、残りの人たちも取り調べのために拘束されたのではないかと考えている。 突如姿を消した有名キャスター、スタジオの席は空っぽのまま 姿を消した人の1人が、中国で最も有名なニュースキャスターに数えられる芮成鋼(ルイ・チョンカン)氏だ。最後の番組出演から6日経って