差別的な表現で台湾の先住民の名誉を傷つけたとして2審東京高裁判決でNHKが敗訴(上告中)した番組を、埼玉県立朝霞高校の生徒が台湾への修学旅行の事前学習として視聴していた問題。産経新聞さいたま総局は12月のある日、関係者を通じて資料を入手した。その中で、生徒に番組を視聴させた教諭自らが「心が通じあえた!」と喜びを抑えられない様子で台湾修学旅行の詳細をつづっていた。番組視聴について「語るに落ちる」その内容とは…。(さいたま総局 安岡一成) 「さいたまの教育と文化」と題された、教諭による教育実践実例を集めた小冊子が手元にある。季刊でB5判49ページ、グラビア付、一般にも1部700円、年間定期購読料2800円で販売されているものだ。この冊子を機関誌として発行しているのは「さいたま教育文化研究所」(さいたま市浦和区)。理事長は埼玉県教職員組合中央執行委員長、副理事長は埼玉県高等学校教職員組合委員長が
県議会の文教委員会(田村琢実委員長)は17日、県立朝霞高校の修学旅行に問題があったとして「県立高校の社会科教育の指導徹底を求める決議」を賛成多数で可決した。県教育委員会と県教育局に対し指導と改善を求める内容で、審議の過程では修学旅行に参加した全生徒の感想文提出を要求しており、一部の委員が「政治的圧力になりかねない」と異議を唱えたほか、共産党県議団が抗議した。 決議案は自民の石井平夫委員が提出。委員長を除く委員10人のうち自民5人、刷新と無所属の各1人が賛成し、民主、公明、無所属の各1人が反対した。 県高校教育指導課などによると、朝霞高校は昨年12月5日から3泊4日の日程で台湾で修学旅行を実施。2年生約320人が参加し、金の鉱山や博物館などを見学したほか、太平洋戦争の空襲で父親を亡くしたという游顕徳さん(男性)から当時の話を聞いた。生徒は修学旅行後、感想文を書いた。 16日から開催された文教
埼玉県立朝霞高校の台湾修学旅行をめぐり、学習内容に事実が不確定な部分があると指摘されている問題で、生徒約320人が書いた感想文のうち、1組1人計8人分以外は廃棄されていたことが17日、県議会文教委員会の質疑で分かった。感想文の提出を求めていた県議らは「これでは検証できない」と批判。文教委はこの日、県教委に対し「指導の徹底を求める決議」を採択して状況改善を求めた。(安岡一成) この日の文教委では、委員の要請に基づき、朝霞高校の生徒が修学旅行後に書いた感想文が提出された。ただ、320人が書いたにもかかわらず、提出されたのは8人分。県教委の担当者は「各クラス1人、代表的な意見が文章としてまとまっているものを残し、残りは個人情報のため年度末に廃棄処分とした。講演会などの感想文も同様の処理をしており、意図的なものではない」と説明した。 感想文には「お互いの歴史を知ることが平和への一歩だ」などの一般論
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