「記者たちはここを出ることはできない」。10月10日午前11時50分ごろ、南米エクアドルの首都キトであった先住民団体の記者会見場で、30人ほどいた記者が「人質」とされた瞬間だった。その中に私もいた。 エクアドルでは10月3日以降、モレノ政権に対する大規模な抗議活動が展開されていた。燃料費補助や生活支援金の廃止などが盛り込まれた緊縮策に対する反対運動で、先住民団体が主導していた。 だが、抗議行動は一部が暴徒化し、モレノ大統領は3日、非常事態宣言を発令。政府機能を商業都市のグアヤキルに移転させ、キト市内の政府庁舎近くなどには外出禁止令も発令された。 それでも抗議は収まらず、9日に決行された全国ストでは、キト市内だけでも数万人が集まった。大部分は平和的なデモ行進をしたが、政府庁舎に近いキト旧市街での暴動は激しさを増し、朝から警察が放つ催涙ガスが充満していた。 この日の衝突で、先住民のリーダーが死
(CNN) 中国政府が治安対策を理由に西部の新疆ウイグル自治区の弾圧を強める中で、「再教育施設」の存在を認め、入所者は幸福度が高まっていると主張した。 中国政府は100万人もを再教育施設に強制収容していると伝えられ、元入所者は、集中的な「洗脳」を受けて中国共産党の思想などを教え込まれたと証言していた。 同施設には、イスラム教徒が大半を占める少数民族のウイグル族が収容されている。これについて新疆ウイグル自治区の高官は国営メディアに対し、中国政府は国連決議に従って「テロや過激派」と戦っていると主張した。 同高官は16日、新華社通信の取材に対し、「現在の新疆は美しいだけでなく、安全で安定している。住民は場所や時間を問わず、安心して外出や買い物、食事、旅行ができるようになった」と強調。「新疆南部については、テロや宗教過激思想の根絶までにはまだ時間がかかる」とした。 同高官は収容施設の存在を否定せず
中国・山東省済南市の自宅でAFPの取材に応じる山東大の元教授、孫文広氏(2013年8月28日撮影)。(c)AFP PHOTO / TANIA LEE 【8月3日 AFP】中国政府を批判する公開書簡を先月発表した山東大学(Shandong University)の元教授、孫文広(Sun Wenguang)氏が、米国営ラジオ放送局ボイス・オブ・アメリカ(VOA)の番組に電話取材で出演中、自宅に押し入ってきた治安当局者に連行された。 80代の孫氏は1日、中国東部・山東(Shandong)省の済南(Jinan)にある自宅でVOAの中国語番組に電話出演していたところ、治安当局が突然押し入ってきた。 「また警察が邪魔しにきた」と孫氏は言い、侵入者は8人だとVOAに告げた。「私の家に入ってくるのは違法だ。私には言論の自由がある!」というのが、孫氏の最後の言葉だった。 中国では、習近平(Xi Jinpin
常岡浩介氏、生出演でクルド自治政府当局に拘束された時の様子語る「扱いは悪くなかった」 2016年11月14日16時15分 スポーツ報知 常岡浩介さん ジャーナリストの常岡浩介氏(47)が14日放送された大阪・MBSテレビの情報番組「ちちんぷいぷい」(月~金曜・後1時55分、関西ローカル)に生出演。10月にイラクで、過激派組織「イスラム国(IS)」について取材中、クルド自治政府当局に拘束された時の様子を語った。 イラク軍などが行っていたISの拠点・モスルの奪還作戦の取材中の10月27日、大統領の記者会見のためのセキュリティーチェックを受けた。その際、かばんに、2年前のIS取材の時に入手したキーホルダーが見つかり、ISメンバーではないかという容疑をかけられ、拘束されたという。「関係の取材などで、どこかで役に立つと思って(持っていた)。(ISの)メンバーの人にもらった」と説明した常岡氏。キーホ
フリージャーナリストの常岡浩介さんがイラク北部のモスル近郊で、クルド人が自治するクルディスタン地域政府(KRG)に拘束されていることが分かった。KRG系メディアのルダウは1日、クルド当局の情報として、常岡さんが近く在イラク日本大使館側に引き渡されるとの見通しを報じた。 報道によると、常岡さんは過激派組織「イスラム国」(IS)のメンバーと疑われ、尋問を受けているという。KRGはこの地域周辺で、ISと戦闘を繰り広げている。常岡さんはモスルの奪還作戦を、KRGの支配地域側から取材していた。 日本外務省によると、拘束は数日前で、けがはないという。常岡さんは、2010年、アフガニスタンで武装勢力に約5カ月間拘束されたことがある。昨年6月に内戦下のシリアに入国した後、過激派組織に拘束されているとされるジャーナリスト安田純平さんとも親交がある。(テヘラン=神田大介)
【エルサレム時事】クルド系メディア「ルダウ」によると、イラク北部のクルド自治政府当局にジャーナリスト常岡浩介氏が拘束された問題で、自治政府当局者は3日、常岡氏が取り調べで過激派組織「イスラム国」(IS)指導者の通訳を務めたことがあると明かしたと述べた。 常岡氏は今週、クルド自治区内で、ISなどと関係があるとして治安部隊に拘束された。同氏はISが「首都」と位置付けるシリア北部ラッカを訪問したことを認め、仕事ぶりを評価されて「ISから名誉勲章をもらったと語った」という。
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