ブックマークしました ここにツイート内容が記載されます https://b.hatena.ne.jp/URLはspanで囲んでください Twitterで共有
特派員リポート 牧野愛博(ソウル支局長) 7月のある夜。韓国焼酎を飲みながら、「この前は大変だった」と取材先がため息をついた。彼は脱北者。北朝鮮の警察・軍事機関にいた人物で、私が定期的に会食している取材先の一人だ。 前回会った5月末に気になることがあった。食堂に入る時、尾行されている気配を感じたからだ。若い男が後をついてくる。念のため、店にすぐ入らずに様子をうかがった。若い男は携帯電話をいじりながら、十数メートル離れた物陰に立っている。思い切って近づくと、きびすを返して立ち去った。会食して別れる際、取材先の脱北者に「もしかすると、尾行されるかもしれない。気をつけて」と言って送り出した。 果たして7月に再会したとき、この取材先はその後のいきさつを語ってくれた。駅で地下鉄を待っていると、自分に注がれる複数の視線を感じた。男性が2人、女性が1人。取材先は私の「警告」が頭の隅にあり、列車の中でもさ
北朝鮮が最近、生物兵器の炭疽(たんそ)菌を大陸間弾道ミサイル(ICBM)に搭載する実験を始めたと、ソウルの情報関係筋が明らかにした。米国も同様の情報を入手しており、18日に公表した「国家安全保障戦略」での「北朝鮮は核と生物化学兵器で米国を脅かしている」という記述につながったという。 北朝鮮はICBMの大気圏再突入時に発生する7千度以上の高温でも炭疽菌が死滅しないように、耐熱・耐圧装備などの実験を始めたという。一部には、こうした実験にすでに成功したとの未確認情報もある。 米国は以前から北朝鮮が炭疽菌を培養しているとの情報を入手しており、米政府元当局者によると、米軍は2004年ごろから在韓米軍兵士を対象に天然痘と炭疽菌のワクチン接種をしていた。11年5月には北朝鮮の生物兵器テロを想定した米韓合同図上演習も初めて実施した。 北朝鮮が炭疽菌のICBM搭…
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く