今月に入って、英語圏のメディアでは、10年前の津波(インドネシア沖)についての記事がけっこう多く出ていて、Twitterでもかなり頻繁に見出しや写真がツイートされてきている。多くは「当時の報道を振り返り、被災地の現在を訪ねる」というもので、当時取材した記者が再訪するものがその中でも多い。 それらの記事に意味がないというわけではない。むしろ、とても有意義なもので、何本かは読んでいるし、読めていないものの中にも時間さえあればしっかり読みたかったものもある。 しかし、それら「10年前のこと」についての記事が流れてくる頻度に比べて、現在進行中のこの深刻な災害について流れてくる頻度はとても少ない。 2014 Sundarbans oil spill http://en.wikipedia.org/wiki/2014_Sundarbans_oil_spill 12月9日、バングラデシュの世界遺産指定地