寄稿・インタビュー ズィアルル・フィナンチアール紙(ルーマニア)による安倍総理大臣インタビュー (2018年1月16日付) 「安倍晋三日本国総理大臣: 欧州の地理的要衝に位置し,EU加盟を経て順調に経済成長を続けるルーマニアとの関係は, 日本にとって益々意義深いものになってきている」 【問】初の日本の総理のルーマニア訪問であるが,ルーマニアの政治,経済及び投資面についての日本の関心いかん。 【安倍総理大臣】日本の内閣総理大臣として初めてルーマニアを訪問できることを嬉しく思います。私自身としては,35年前の8月にも,父である安倍晋太郎外務大臣の秘書官としてルーマニアを訪問しています。前回の訪問の際には,ブカレストだけでなく,黒海沿岸の美しいリゾート地ネプチューンを訪れました。夏のルーマニアの活気が今も記憶に残っています。 ルーマニアは,民主主義や法の支配を始めとする基本的価値を共有する重要な