ソーシャルメディア上には、他のメディアとは隔絶した”トランプ・メディア生態系”とでも呼ぶべき空間が広がっている――。 トランプ大統領誕生を後押しした右派メディアの生態系を、バーバード大学のヨハイ・ベンクラーさん、マサチューセッツ工科大学(MIT)のイーサン・ザッカーマンさんらの研究チームが明らかにした。 その中心は、トランプ氏の最側近で首席戦略官兼上級顧問、スティーブン・バノン氏が会長を務めた「ブライトバート・ニュース」だ。 「ブライトバート」を含め、ほぼこの10年ほどで登場した新興サイトを中心に、既存メディアや左派メディアとは隔絶した生態系をつくり出していた。 トランプ氏がメディアからの批判を受けても「フェイクニュースだ」と意に介さないのは、自らの支持者たちが外部から隔絶したこの”トランプ・メディア生態系”の中にいることを、十分に承知しているからだろう。 ●125万件の記事を分析 研究を
米メリーランド州ナショナルハーバーで開催された保守政治行動会議(CPAC)で発言するスティーブ・バノン首席戦略官・上級顧問(2017年2月23日撮影)。(c)AFP/Mike Theiler 【2月24日 AFP】米ドナルド・トランプ(Donald Trump)政権のスティーブ・バノン(Steve Bannon)首席戦略官・上級顧問は23日、首都ワシントン(Washington D.C.)近郊で開かれた保守派の政治集会で講演し、米メディアがトランプ大統領のあらゆる動きに「反対」しようとも大統領は政策を断行するとして「毎日が戦いになる」と述べた。 1月にトランプ大統領が就任して以後、バノン氏が公の場で演説するのは非常にまれ。 バノン氏は、共和党系の保守政治行動会議(CPAC)に集まった数千人の草の根運動家らを前に、米メディアに言及し「改善しないばかりか、むしろ悪化していく」と指摘。メディアは
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