元航空自衛隊航空支援集団司令官の織田邦男元空将は28日、インターネットのニュースサイトで、東シナ海上空で中国軍の戦闘機が空自の戦闘機に対し「攻撃動作を仕掛け、空自機が離脱した」とする記事を発表した。詳しい日時などは記されていない。防衛省幹部は、共同通信の取材に大筋で事実関係を認めた。 記事で織田氏は、中国海軍艦が今月、沖縄県・尖閣諸島の接続水域や鹿児島県の口永良部島の領海などに入ったことに触れ「海上の動きと合わせるように中国機が極めて挑発的な行動を取るようになった」と指摘。
2年に一度開催されているオーストラリア軍とアメリカ軍の合同軍事演習「タリスマン・セイバー」が、オーストラリア北部ダーウィン近郊のフォグベイを中心に実施されている。 この軍事演習は米豪両軍から3万名を超える将兵が参加する大規模なものである。オーストラリア軍にとってはアメリカとの親密な同盟関係を誇示するためにも重要な機会となっている。 約40名の陸自部隊が初参加 今回は、初めて日本からも陸上自衛隊の部隊が参加している。このため「日本とオーストラリアの准同盟化」といったニュアンスで取り上げている日本のメディアも存在する。ただし、タリスマン・セイバーに陸自部隊が参加しているといっても、オーストラリア当局側では日豪軍事同盟を見据えたような参加と考えているわけではない。 参加している陸自部隊はわずか40名ほどの小部隊であるし、そもそも主催国であるオーストラリア側としては、あくまでも豪米軍事同盟の強化が
第1回(「『日中戦争』をどう終わらせるか? 構想がなければ太平洋戦争の二の舞に」)でも触れたように東シナ海における離島防衛の成否とは、日中双方の際限のないエスカレーションをいかに防止するかにかかっています。 仮に尖閣諸島なり、その他の有人島に侵入した中国側の過激派団体、漁民、海警職員に死傷者が出れば、いくら強固な指導体制を構築しつつある習近平体制でも国内を抑えるのは難しいでしょう。 また、その侵入が有人島の場合は問題が深刻になります。紛れ込んだ武装民兵などを排除するために自衛力をそのまま行使すれば、日本国民を付随的に巻き込んでしまう可能性が高く、そうなれば国内のナショナリズムは怒りに燃え上がるでしょう。 この背景には、ちょっとした小さな出来事が戦略レベルでの大きな影響を与えるという、最近の戦略環境の極めて厄介な構造があります。これを「戦略」「作戦」「戦術」の並列化と私は表現していますが、今
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