最近ベラルーシとロシア間で天然ガス供給価格について意見の隔たりが生じていたが、こちらの記事によると、両国の実務者レベルで新たな価格方式につき合意が得られたということである。従来はドルによる公式で価格が弾き出されていたが、それが完全にロシア・ルーブルによる公式に移行し、ロシア国内価格に係数をかけて価格を算出する。その結果、2017年のベラルーシ向けガス価格は約30%引き下げられ、1,000立米当たり6,000ロシア・ルーブルになる(ドルに換算すると、現状の約132ドルが、2017年には約100ドルになる)。2017年にはロシア国内価格が4,050ロシア・ルーブルで、それに係数1.48をかけて、6,000ルーブルになるわけである。なお、2016年の年末までは、6,300ロシア・ルーブルの固定価格が適用される。その後、ロシア国内価格とベラルーシ向け価格は徐々に収斂していき、ユーラシア共同のガス市