【ロンドン=岡部伸】ウクライナ危機以降、バルト海沿岸諸国などでロシアの軍事的脅威が高まる中で、スウェーデンとフィンランドの北欧2カ国は英国主導の「合同派遣軍」に参加して英国と防衛協力を強化することを決め、30日スウェーデンの首都ストックホルムで、スウェーデンのフルトクビスト国防相とフィンランドのニーニスト国防相、英国のファロン国防相が調印した。 英国防省が発表したもので、合同派遣軍は世界的な脅威への対応や人道支援を行うことを目的に2015年に発足。主導する英国のほかデンマークやノルウェー、オランダとバルト3国の北大西洋条約機構(NATO)加盟国の計7カ国が参加、来年、1万人規模の兵力が動員可能となる。 ロシアに近接することから「中立」政策を取るスウェーデンとフィンランドはいずれもNATO非加盟国ながら94年に平和のためのパートナーシップ協定を締結し、NATO主導の国際平和協力活動に積極参加
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