シリア問題(国連総会の決議) 2016年12月10日 08:32 シリア国際機関 国連総会は9日、アレッポに関するカナダ決議案を採択しました。 決議案が9日採決されることは、昨日アラビア語メディアがこぞって報じていましたが、安保理ではなく、「討論会、世論喚起の場」である総会の決議は、実際上の意味はないと思われるので、あえてそのことは報告しませんでした。 なお、反政府派等が要請していた緊急総会という形ではなかったと思います。 カナダ案の骨子は、確かすべ他の勢力の軍事行動の停止と人道支援の提供という、それ自体は誰も反対できない内容ですが、反対したロシア代表は、現在は交渉、対話が最重要であると強調し、シリア代表は決議案の中でアサド・レジームという言葉が使われたことに猛反発した由。 いずれにしても、総会の決議というのは、基本的にはそういうものですから、決議の採択そのことよりも、誰がどういう投票パタ
中国が開催した抗日戦争勝利記念の軍事パレードは、国連の潘基文(パン・ギムン)事務総長も参観した。中国が東・南シナ海などで軍事的覇権を強めるなか、「国連の中立性を失う」との批判もあったが、韓国の次期大統領選に向けた布石のようだ。ただ、中国側の扱いは悪く、“戦争容疑者”との同席をめぐり「大恥」をかく結果となった。 「非常に素晴らしかった。中国人民の平和を守ろうとの願いが十分に示されていた」 潘氏は軍事パレード参観後の3日午後、中国の習近平国家主席と人民大会堂で会談し、こう絶賛したという。世界の「平和及び安全の維持」を任務とする事務総長が、一党独裁国家による、周辺諸国を威圧する兵器や装備を見せられて発する言葉とは思えない。 米メディアに「歴代最悪の事務総長」との烙印(らくいん)を押されている潘氏が、批判覚悟で軍事パレードを参観したのは、2017年の韓国大統領選を見据えたものとされる。かつて
少し以前からの話であるが、国内での報道も少ないのでメモを残しておきたい。ニジェールと関係諸国の状況である。 この国は元々フランスの旧植民地で縁も深い。そして経済的には世界の最貧国に近い水準であるのだが、近年の資源高騰の影響を受けて、世界有数の採掘量であるウラン鉱山開発が活況を呈している。また石油も産出するので世界の多くの資本の注目を集めている。 しかしこの種の開発が国内で対立を激化させることがあるのもまた良くある話である。ニジェールの場合は、ベルベル人の系統であるトゥアレグ(参考:Wikipedia)が関与する紛争がしばしば伝えられる。ニジェールにおける人口比としてはおよそ8-10%であるが、古来より勇猛さで知られているようだ。事態は深刻で、最近もウラン鉱山がゴーストタウンになるような事件も報道されている。(参照1) このような背景があるため、外国企業がニジェールにおいて資源開発に参入する
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