トランプ米大統領と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)委員長が5月までに会談する見通しとなった。核・ミサイル実験を重ねてきた北朝鮮の申し出を米国が受け入れ、電撃的に合意した史上初の米朝首脳会談。北朝鮮の非核化と東アジアの軍事的緊張の緩和に向けたシナリオは。◇ ◇核の放棄考えられない ミドルベリー国際大学院ディレクター ジェフリー・ルイス氏米朝首脳会談の突然の発表には奇妙な感じを覚える。北朝鮮
<北に非核化の意思がないのに気づいていないのは裸の王様トランプだけだ> ニクソン訪中を思い出させる話ではあるが、当時のニクソン米大統領はこれほど愚か者ではなかった。 ドナルド・トランプ米大統領が5月までに北朝鮮の金正恩・朝鮮労働党委員長と首脳会談を行うというニュースはご存じだろう。一方で、ホワイトハウスの首脳会談に対する姿勢は後退したり前向きになったりで状況はめちゃくちゃだ。問題をここで整理しておこう。 北朝鮮は少なくともクリントン政権時代から、現職の米大統領による公式訪問を何より欲していた。ホワイトハウスのサラ・サンダース報道官はアメリカはいかなる譲歩もしていないと述べたが、はっきり言って会談に応じること自体が大譲歩だ。 トランプ大統領は米朝首脳会談のテーマは北朝鮮の非核化だとの印象を持っているようだが、北朝鮮側はそんなことはこれっぽっちも言っていない。 実際、北朝鮮の考えとして私たちが
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