【ダナン=永沢毅】トランプ米大統領は10日、訪問先のベトナム・ダナンでアジア戦略について演説した。「我々はインド太平洋地域のパートナーであり、同盟国だ」と訴え、米国が今後も地域への関与を継続する考えを強調した。一方、経済面では「公正で互恵的な貿易という原則を守る国とは、2国間の貿易協定を結んでいく」と表明し、「米国第一」を堅持する姿勢を鮮明にした。トランプ氏が政権のアジア政策について包括的に表
(前回から読む) 日中が衝突したら韓国は中国側に付くのか――。神戸大学大学院の木村幹教授と展開を読む(司会は坂巻正伸・日経ビジネス副編集長)。 半妖怪の韓国 前回は日韓関係が悪化し、信頼関係も消えた今こそ、紛争の予防を真剣に考える必要があるとの話でした。 鈴置:日韓関係が良くなることは――日本人が韓国に気を許すことは今後、まずないと思います。「韓国はねずみ男」との認識が広まったからです。 「早読み 深読み 朝鮮半島」の書籍化第1弾である『中国に立ち向かう日本、つき従う韓国』で使った「ゲゲゲの鬼太郎」モデルですね。以下、プロローグの「中国の空母が済州島に寄港する日」から引用します。 読んでくれた知り合いの1人は「韓国って『ゲゲゲの鬼太郎』に出てくる『ねずみ男』のような国なのですね」と言った。確かに、米国たる目玉親父や、日本たる鬼太郎の側にいるようで、肝心な時は妖怪側――中国につくのが「ねずみ
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