政情不安が続く南米ベネズエラには、独裁色を強めるマドゥロ氏(56)と暫定大統領就任を宣言した反マドゥロ派のグアイド国会議長(35)の2人の「大統領」が存在します。どちらを支持するかで世界が二分されるなか、中東の地域大国トルコはマドゥロ氏支持を打ち出しました。一方、トルコが加盟する北大西洋条約機構(NATO)のほとんどはグアイド氏支持です。トルコにはどんな思惑があるのか。トルコ情勢に詳しい国際協力機構(JICA)トルコ事務所の近内みゆきさんに聞きました。(聞き手・軽部理人) ――グアイド氏が1月23日、暫定大統領への就任を宣言すると、トルコはいち早くマドゥロ氏支持を打ち出しました。なぜでしょうか。 トルコのエルドアン大統領は、度々こう述べています。「選挙で選ばれた大統領(マドゥロ氏)を、外国政府が介入して権力から引きずり下ろすべきではない」と。 記憶している方も多いと思いますが、トルコでは2
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