1月19日、1年前にトランプ大統領(写真右)の就任を祝って浮かれ騒いだロシアのナショナリストたちの高揚は落胆へと変わった。写真はロシアのテレビ局RTを率いるマルガリータ・シモニャン氏。2016年、モスクワで撮影(2018年 ロイター/Maxim Shemetov) 1年前の土曜日、ロシアのナショナリストたちはモスクワ中心部で浮かれ騒いでいた。ドナルド・トランプ氏の第45代米大統領就任を祝うためだ。 その高揚は落胆へと変わった。ロシアに対する制裁を解除してくれると期待した新大統領が、気が進まないながらも制裁を強化する一方で、ロシア政府は否定しているが、米大統領選挙におけるロシア介入疑惑によって米ロ両国の政治関係は損なわれている。 ロシアでは、長年にわたり熱心な反ロシア派とみられてきたヒラリー・クリントン民主党候補が大統領に当選していた方がマシだった、という声さえ上がっている。 「クリントン政