リビア情勢 2017年02月06日 15:08 リビアロシア リビアの政治情勢は混とんとしていますが、どうやらここでもロシアの勢力増大と例のhaftar 将軍が、米ロの双方と同盟関係を結んでも良い、などというだし、どこやらトランプのロシアとの蜜月シグナルを想起させる状況が生じている模様です。 ただし、リビアに関してはEUは、統一政府と合意をする等、米ロEUの三つ巴の関係となっており、今後リビアがどちらのほうに向かうのか、わかりずらい構図が続いています。 ・al arabiya net は、例のstrong man のhaftar将軍が、journal de dimanche(仏紙と思われるが・・)とのインタビューで、国際社会に対してリビアの問題はろビア人に任せるように要求するとともに、米ロと同盟関係に入る用意があると語ったと報じています。 彼は米ロがテロと戦うために同盟するとすれば、大変結
リビア情勢(セラージュとhaftarの会談) 2017年02月14日 14:32 リビアエジプト 昨日リビア問題の政治的解決について、種々の動きがあることを報告しましたが、そのセラージュ首相が11日だったかにカイロに到着し、例のhaftar将軍も12日に到着して、エジプトが仲介して両者の会談が行われるらしいとの報道が、2つほどのアラビア語メディアに載っていましたが、ごく短い記事で、しかも若干あいまいな書き方なので、特に紹介しませんでした。 しかし、本日はal qods al arabi net とal arabiya net の2がこの件に関して、記事を書いていて、両者はエジプト軍参謀総長の仲介で会談することになっていると報じています。 また双方とも、13日の予定されていた会談は14日に延期となり、13日セラージュ首相は打ち合わせのためにエジプト参謀総長と会談しただけであったとしています。
セラージュとhaftarのカイロ会談?? 2017年02月15日 10:43 リビアエジプト リビア情勢は複雑怪奇だと何度も書きましたが、その怪奇さは、今回のセラージュとhaftarのカイロ会談問題で頂点に達した模様です。 ・エジプトの参謀総長が仲介して、両者が12日カイロに到着して、13日会談予定であったのが、15日に伸びたというところまでは報告したかと思いますが、問題はこの後です。 ・al qods al arabi netは、両者の会談実現は失敗し、セラージュは帰国の途についていると報じています。 その理由について、リビア紙によると、政治合意(スヘイラート合意のことかと思われる)の修正に固執したhaftar将軍が、セラージュとの会談を拒否したからとしています。 ・これに対して、al jazeera net は、同様の話を書いているが、他方エジプト筋の話として、当初haftar が会談
リビア情勢(カイロ会談の不発) 2017年02月15日 21:38 リビアエジプト カイロにおけるリビアの3者会談(セラージュ統一政府首相とhaftar 将軍とトブルク議会議長)があったのか否か等については、朝方も錯綜した情報があり、真相は不明であると書いておきましたが、どうやら3者会談は実現しなかったようです。 この問題について、統一政府のセラージュ首相は、サウディ系のal sharq al awsat紙とのインタビューで、会談はhaftar 将軍とトブルク議会議長が、彼と会うことを拒否したために実現しなかったと語ったとのことで、結局はエジプトの参謀長がそれぞれと個別に会談したことで終わった模様です。 セラージュは、さらに関係者が集って、それぞれ考えていることを述べ合うことが重要で、条件を付けるべきではないと述べた由で、これからすると残りの二人が会談するための条件を出し、そのために会談が
リビアに関する3国首脳会議 2017年01月26日 14:40 リビアチュニジア 先日はリビアに関する3国(エジプト、チュニジア、アルジェリア)の、和平イニシアティブがとられるであろうとの報道をお伝えしましたが、どうやらその方向で動いている模様です。 al qods al arabi net は、チュニジアを訪問中のエジプト外相を会談したシブシー大統領が25日、チュニジアがエジプト及びアルジェリアの首脳に対して、リビアに関する3国首脳会議への招待状を発出したと語ったと報じています。 それによると、シブシーはリビア問題の平和的解決への3国の枢要な役割を強調して、首脳会議は2月の初めに予定されていると述べた由。 記事はさらに、このところリビア内でも政治的解決への動きが急になっていて、しぶしー統一政府首相は、彼が今月中にもhaftar 将軍と会談するであろうと述べたとも報じています。 http:
リビア情勢(周辺国会議) 2017年01月22日 11:50 リビア中東関連 リビアの情勢が混迷していることは、何度かお伝えしているところですが、al qods al arabi net とal jazeera net は、21日カイロでリビア周辺国の外相会議が開かれ、リビアに対する外国の介入に反対することを表明したと報じています。 記事の要点は下記のとおりですが、通常中東諸国等が、外国の介入反対というときには、欧米の介入を意味しています。 トランプがあれだけ米国一国主義(孤立主義)を鮮明に表明した現在、米国がリビアに介入するなどと考えられず、トランプ旋風で大揺れで、英国の離脱問題や右翼の台頭もありひたすらその統一を守り、ロシアとどう向き合うか、頭を抱えている欧州が、米抜きで介入するとも思われません。 結局可能性のあるのは、先日トブルクに空母を寄港させたロシアくらいですが、彼らはまじめにロ
リビア情勢 2017年01月19日 17:27 リビア国際機関 イエメンでは内戦が再び激しくなっているときに、国連の特別代表が再度仲介を試みるべく、アデンからサナアを訪問中ですが、リビアでも国連の仲介努力は、大きな壁にぶつかっています。 al qods al arabi net は航空当局の話として、トブルク政府(haftar将軍の影響力が強い)は、18日、トブルク議会(モロッコで1年前に、リビア各派の間で成立したスヘイラト合意で統一新政府ができたが、この政府はトブルク議会の承認を得ないと法的な政府とならないも、トブルク議会の議長が承認のための議会開催を何度も拒否してきた)の議長と会談のために、同地を訪問しようとした国連のリビア特別代表の乗った国連機の着陸を拒否したと報じています。 それによると航空当局が接触したところ、トブルク政府は、国連代表とは会談したくないと回答した由。 またこの拒否
リビア情勢(クーデター?) 2017年01月13日 10:43 リビアロシア リビアについては、その空母のトブルク寄港と、艦上でのhaftar将軍やトブルク議会議長等とロシア軍参謀長との会談があったことを紹介しましたが、今度は首都トリポリで、トリポリ政権支持の民兵が複数の省庁を占拠しました。 もっとも、占拠は失敗したという報道もありますが,al arabia net 箱の動きをクーデターとしており、他方al qods al arabi net はロシア海軍がリビア近くで演習を行い、テロリストに対する攻撃として、リビアに軍事介入する可能性があると報じています。 未だ真相は不明ですが、どうやらリビア情勢はさらに混迷を深めてきつつあります。 記事の要点のみ、次の通り ・トリポリ政府のghuweil首相は、同政府が統一政府の国防相を占拠したと発表した。 首相は更に、政治的コメディの政治的合意を終了
ロシア軍事使節団のトブルク到着 2017年01月11日 21:22 リビアロシア al arabiya net は消息筋によれば、ロシアの軍事使節団が11日リビアのトブルクに到着し、トブルク政府軍の最高司令官haftar将軍及びトブルク議会議長等と会談する予定と報じています。 記事は、haftar将軍は昨年11月にモスクワを訪問し、ロシア外相や国防相と会談したが、haftarはロシア国防相に対して武器供与を要請したと語ったコメントしています。 これに対して、ラブロフ外相はリビア軍のテロリストとの戦い、およびリビアの安定のための努力を称賛しつつも、ロシアとしては安保理の対リビア武器禁輸決議に縛られていると答えた由。 外交筋によると、haftarはロシアに対して、安保理決議を撤廃するか、第3者を通じて武器と弾薬類を供与してほしいと要請したが、ロシアはその立場を堅持した由。 https://ww
ロシア空母のトブルク訪問(リビア) 2017年01月12日 08:56 ロシアリビア 昨夜ロシア軍事使節団がリビアを訪問したとお伝えしましたが、どうやらこの使節団は、ロシア軍参謀長が率いるもので、トブルクの海軍基地を訪問した(これまでシリア沖に展開していた)空母クズネツォフ提督に乗ってきたものの様です。 これはal qods al arabi net の伝えるところですが、同ネットのもう一つの記事は、ロシア軍は11日の声明で、例のhaftar将軍が空母を訪問し、内部視察のあと、TV電話でロシアの国防相と話をしたと表明したとのことです。 同ネットによれば、この空母及びロシア使節団の訪問は、9日トブルク議会の議長(国連の支持する新統一政府の最大のライバル)の招請状に基づくものの由。 なお、その後両国間軍事協議が、リビア側からはトブルク議会議長及び参謀長も参加して、11夕行われた由 その他ではa
リビア情勢 2017年01月06日 17:48 リビアロシア リビアではいまだ3の政府が鼎立して、統一政府の成立には程遠い状況が続いているようですが、若干断片的ながら、リビアに関する本日の報道次の通り。 なお、シリアに対するロシアの影響力の伸長が注目されているところ、どうやらロシアはリビアにも目を向けている模様です(ここでも手段は軍事的というか、武器供与のようです) ・国連のリビア特別代表は5日、チュニスでトブルク議会議長と会談を始めた。 トブルク議会議長は、チュニジアがリビア問題解決の仲介をしたいとの意向表明を受け、チュニスに来たもので、チュニジア大統領の他チュニジ政府要人、更にアラブ連盟のリビア特別代表とも会談を予定している。 (セラージュの統一新政府がリビアで権威を確立できない背後に、このトブルク議会議長がこれまで、頑として統一政府の承認のための議会を開こうとしなかったことがあるので
2016北アフリカ地域リビア 公開日:2016/12/02 11月27日、東部の軍事勢力「リビア国民軍」のハリーファ・ハフタル総司令官は、ロシアからの正式な招待によりモスクワを訪問した。ハフタル総司令官はショイグ国防相、ラブロフ外相、露国家治安評議会議長と会談し、リビアにおけるイスラーム過激派との戦いについて軍事支援を要請したと報じられた。露外務省はハフタルのモスクワ訪問後、ロシアはリビアの危機について政治的解決が促進されるよう貢献する用意があるとの声明を出し、またペスコフ露大統領府報道官は、ロシアはリビアにおける様々なグループと連絡を取っており、ハフタル総司令官はそのうちの一人であるとコメントした。ロシア側からは、リビアに何らかの軍事支援を行うと表明はされなかった。 ハフタルは今年6月にもモスクワを訪問し、ショイグ国防相と、ロシアからの武器提供について協議したと報道されている。しかし同時
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