シリア情勢(安保理決議等) 2017年01月01日 11:49 シリアロシア シリアの停戦はその後も、若干の違反や、違反の非難等はあっても、基本的には守られている模様です。 反政府軍は、政府軍とヒズボッラー等がダマス近郊、、イドリブ、アレッポ等で停戦違反をしていると厳しく警告した由。 またダラアでは政府軍と反政府軍が相互に停戦違反を非難をしている由 なお、確かBBC放送は、0800のニュースで、ダマス近郊のバルダ渓谷で、政府軍等が停戦違反を繰り返しているとして、トルコ経由でロシアに苦情を申し立てたら、ロシアの圧力で政府軍等は停戦したと報じていました。 http://www.aljazeera.net/news/arabic/2016/12/31/النظام-يخرق-الهدنة-والمعارضة-تحذر-من-انهيارها http://www.aljazeera.net/ne
反体制勢力による化学兵器使用疑惑 SANA(3月19日付)などシリアの各メディアは、アレッポ県ハーン・アサル村で、反体制武装集団が化学物質を充填したミサイルを使用し、25人が死亡、100人以上が重傷を負ったと報じた。 SANAによると、反体制武装集団は、この攻撃に先立って、化学物質や毒ガスでネズミを殺す、「疾風」と名付けられた実験のビデオをアップし、化学兵器による攻撃を行うと脅迫していた、という。 ** シリアの外務在外居住者省は、国連安保理議長と事務総長に宛てて書簡を提出、そのなかで反体制武装集団が化学兵器を使用したことを報告した。 同書簡によると、反体制武装集団は、19日午前7時30分に、カフルダーイル村一帯から、約5キロ離れたハーン・アサル村に向かってミサイルを発射、約300人の市民が居住し、軍が駐留する地域が被弾した。 着弾・爆発したミサイルから出た煙を吸った市民・兵士は意識を失い
安保理審議の余波(サウディ、カタールのエジプト批判) 2016年10月09日 15:19 エジプトシリア 安保理での仏決議案、ロシア決議案に対する各国の投票振りは、朝方お伝えしたところですが、エジプトがロシア案を支持した4国の中に入ったことについて、早速国連のサウディ代表及びカタール代表が、厳しくこれを批判(というよりは非難に近いか?)したとのことです。 al jazeera net は、サウディ常駐代表が、エジプトの立場は悲しむべきことで、マレイシア及びマリの方が、アラブを代表するエジプトよりもアラブのコンセンサスに近いというのは実に悲しむべきことだと語ったと報じています。 カタールもエジプトの投票態度を遺憾だとして、両国を含む10か国(国名は不明)はさっそく安保理に対して、シリア問題に対する責任に関する抗議書簡を発出すると語った由 なお、同放送の特派員は、エジプト代表は事前にシリア代表
シリア情勢(アレッポ等) 2016年09月29日 10:46 シリアアメリカの外交政策 アレッポの情勢はますます悪化している模様で、米国とロシアの対立も深まっていますが、昨日疑問を持ちながら報告した政府軍の本格的な地上作戦というのは、、まだ始まっていない模様です。 シリアにつき、断片的ですが次の通り ・ロシア軍機と政府軍機は28日も、アレッポの反政府軍支配地域に対する空爆を続行し、市民19名が死亡した由。 またロシア機は白燐爆弾(焼夷弾)を使用している模様。 ・これらの空爆で、2か所の病院と、一つに隣接するパンの配給所が爆撃され、医療関係者や病人に被害が出た。一つの病院は運営を停止した。 ・自由シリア軍筋は、最近複数の外国からロシア製のグラッドミサイルの新型を相当数供給されたと語った。反政府軍はこれまでもグラッドミサイルを保有していたが、いずれも政府軍倉庫等から奪ったもので、旧式のものであ
シリア情勢(アレッポ等) 2016年09月27日 16:30 シリアロシア シリア情勢につき、断片的ながら、とりまとめたところ、次の通り ・ロシア政府報道官は26日、安保理において、米英代表がシリアにおけるロシアの行動は野蛮で、国際人道法違反だと発言したことは受け入れがたく、相互の関係を害するものであるとの声明を発した。 (確か仏はさらに激しくロシアを非難していたように思われるが、ここでは英米に限っている…もし報道が正しければ・・・ことが興味深い) ・ロシア機と政府軍機の東アレッポに対する空爆で、1週間の死者は400名を超えた。 シリア医師団は、このような悲劇を前にして、東アレッポには30名の医師だけが残っていて、彼らだけで数百名に上る負傷者の医療を続けることは困難であるとして、即時の停戦を求めた。 ・他方、複数の米責任者(匿名条件)は、サウディ等の湾岸諸国が、反政府軍がロシア機や政府軍機
シリア情勢(アレッポ情勢と安保理) 2016年09月26日 10:25 シリアロシア 安保理は25日(現地時間)開催されましたが、予測した通り、どうやら米英仏対ロシアの激しい相互非難の場となっただけで終わった模様です。 昨日の記事では、公式会合さえ開かれない可能性があると書きましたが、公式協議ではなく非公式協議を続けるのは、ある意味では、関係国間に何らかの妥協の余地がある場合で、今回のように双方が正面から激しく対立している状況では、とにかく公式会合を開いて、相互が非難合戦の場として使うことになりますが、今回は正しくそうなった訳で、双方の言葉遣いだけを聞いていると、何やら冷戦時代に逆戻りした感じさえあります。 英代表は、米ロの合意に基づく停戦から政治協議というシナリオは、限りなく終わりに近づいたとして、安保理がその責任を果たすべき時だと力説したようですが、何しろ常任理事国の関係が、こういう状
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