ブリュッセルで22日夜に開かれたユーロ圏の緊急首脳会議からアレクシス・チプラス氏がアテネに戻ってくる前から、気むずかしい急進左派連合(SYRIZA)の内部には同氏に批判的な見方が出ていた。 チプラス首相はほかの欧州諸国の首脳と話をし、以前よりも融和的な提案を行った。 72億ユーロの支援を引き出して6月30日のデフォルト(債務不履行)を回避しようという最後の、そして必死の試みだった。 しかし、SYRIZAの中でも強硬な左派のメンバーは、チプラス氏が野党時代に「野蛮」で「受け入れられない」と批判していた財政緊縮策によく似た増税や年金支給額削減に同意しようとしているとの懸念を抱いている。 リークされたギリシャ側の提案には、ギリシャ政府が債権者側の厳しい要求をはねつけ、社会的責任を果たす代替策を主張したと記されていたものの、SYRIZA内部の雰囲気は23日、とげとげしいものになった。 新提案をベー