移民への敵意も、動機の1つだ。反EU政党の大多数は、外国人についても排斥する立場を取っている。EUが東欧諸国へと拡大し、こうした貧しい国の労働者が西側に流入して以来、EUへの鬱憤は高まっている。 最後に、経済も不満の大きな要因になっている。指導者たちが景気の低迷に対する解決策を示せていないフランスの国民の方が、順調に回復を遂げているドイツの国民よりもはるかに大きな怒りを抱えていることは注目に値する。英国は今こそ成長しているかもしれないが、ユーロ危機の影響で英国経済が急激に縮小したという事実が、政府に対する不信感の理由になっていると考えられる。 欧州の問題には2つの解決策がある。経済的繁栄と民主主義の拡大だ。後者は基本的に、有権者が信頼を寄せる国家と機関に権力を戻すことを意味する。2つの目標は一致することが多いが、常にそうとは限らない。 EUの介入を減らすべき国民生活分野は数多くある。不必要
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