北朝鮮が核・ミサイル開発を続ける限り、朝鮮半島に平和と安定が訪れることはない。トランプ米大統領が金正恩委員長との2度目の首脳会談で、明確な非核化なしに制裁を解除することはないとの姿勢を示したことは、適切な判断だった。日本を含む関係国は足並みをそろえ、非核化を粘り強く働きかけるべきだ。「金委員長は制裁の完全な解除を求めてきた」。トランプ氏は会談後の記者会見で、北朝鮮が経済回復に主眼を置いていたと
北朝鮮問題の沈静化に専念する国際対処は急を要する。とりわけ影響力のあるロシアには、大局的な外交を望みたい。 ロシア極東のウラジオストクで、プーチン大統領、安倍首相、文在寅(ムンジェイン)韓国大統領が、相次いで2国間会談をした。 浮き彫りになったのは、北朝鮮への強い圧力を求める日韓と消極的なロシアの立場の差だ。プーチン氏は安倍氏との会談後、「外交的、政治的手段でしか解決できない」と述べた。 米国は国連の安保理で、石油禁輸や金正恩(キムジョンウン)氏の在外資産凍結を含む新たな決議案を示した。だが、ロシアと中国が反対し、紛糾が予想される。 いまはアジア太平洋の安定がもたらす各国共通の利益を考えるときだ。衝突の回避と朝鮮半島の非核化に向け、時間を浪費することなく各国が行動しなくてはならない。 北朝鮮は、自国への制裁強化に動いた中国に反発し、ロシアに接近している。折々の都合で中ロとの関係を北朝鮮が使
米国共和党の大物ジョン・マケイン上院軍事委員長が文在寅(ムン・ジェイン)大統領側の冷遇を懸念して訪韓を取りやめていたという報道が出た。昨日、日本のメディアによると、先月末に訪韓を予定していたマケイン委員長が文大統領との面会が確約しなかったことから訪韓を取りやめたということだ。これを受け、外交部側は「面会の要請が受け付けられて一週間後、大統領と会うことが可能だと通知したところ、マケイン側から他の日程が決まったとして訪韓を取り消した」と釈明した。 理由はどうであれ、北核危機とTHAAD対立が依然としてくすぶっている中で、米大物政治家の訪韓が不発に終わったというのは残念なことだ。5選上院議員であるマケイン氏は2008年、米大統領選で共和党候補に選出された米国の代表的な保守派政治家だ。今は北核対応とTHAAD配備を含み、米国防政策を左右する強大な権力をもつ上院軍事委員長だ。 特に、彼は高高度ミサイ
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米国のオバマ大統領が16日、ホワイトハウスで朴槿恵(パク・クンヘ)大統領との首脳会談の後、共同記者会見で、韓国の中国外交に対する内心を明らかにした。オバマ大統領は、「朴大統領に唯一要請したことは、私たちは中国が国際ルールと法を遵守することを望むということだ」とし、「もし中国がその点で失敗するなら、韓国が声を出さなければならない」と強調した。米国が韓国の外交スタンスに対して公開の席で憂慮を表明することは異例のこと。 オバマ大統領が言及した「国際ルールと国際法」問題とは、最近中国が南シナ海の大半を自国の領海だと主張し、人工島の埋め立てと軍事施設の建設に乗り出したことを指す。米国は、即時中止を求め、国際法上許された航行の自由を行使すると警告し、これに対して中国が、米国の軍艦が南沙諸島の12カイリ内を侵犯する場合、反撃すると明らかにしており、米中が衝突する可能性も排除できない。オバマ大統領は、「中
16日にワシントンで行われた朴槿恵(パク・クネ)大統領とオバマ米大統領の首脳会談は、初めて北朝鮮問題に関する別途の共同声明を採択した。北朝鮮問題がそれだけ重要だという認識を両国が共有していることを示した点で意味が大きい。声明は北朝鮮の挑発を抑止し、非核化のための対話の扉を開いておくという明確なメッセージを投じた。特に「北朝鮮の核問題を最高の緊急性(utmost urgency)と断固たる意志を持って扱うことで合意した」と明らかにし、「戦略的忍耐」にとどまっていた米国の対北朝鮮政策が変わると予告した。米国はその間、北朝鮮の核を手放しにしているような印象を与えてきた。このため北朝鮮が状況を誤認して核開発に拍車を加えたり、中国が対北朝鮮協調から離脱する懸念が強まっていた。韓米首脳が強く意志表明をしたことで、北核交渉プロセスに弾みがつくきっかけが生じた。 また声明は朴大統領の南北関係改善努力を前向
米首都ワシントンにあるホワイトハウスのローズガーデンで、共同記者会見に向かうバラク・オバマ米大統領(右)と中国の習近平国家主席(2015年9月25日撮影)〔AFPBB News〕 米国東部時間9月25日(日本時間26日未明)、中国の習近平国家主席に対する歓迎式典、首脳会談、晩餐会など一連の国賓行事がホワイトハウスで挙行された。 この習近平訪米を日本の主要各紙はいずれも翌27日に社説で取り上げている。日本メディアは今回の首脳会談をいかにに受け止めたのか。 人民日報は手放しの評価 まずは中国側報道から。 27日付人民日報は習主席が「オバマ米大統領と会談し、中米関係の次の発展段階について重要な提案を行い、中米関係は終始正しい軌道に沿って発展していくことが必要と強調した。また、双方は引き続き中米の新型大国関係の構築に尽力していくことで同意した」と報じている。 おいおい、ちょっと待ってくれ。今回米政
朴槿恵(パク・クンヘ)大統領は昨日、ソウル安保対話の開幕式で、「韓半島の統一は北朝鮮の核問題や人権問題の根本的解決策になるだろうし、世界史から見れば、20世紀の冷戦の歴史を終息させることになるだろう」と、統一ビジョンを改めて宣言した。今年で4回目を迎えたソウル安保対話は、米国や中国、日本など30か国の国防官吏や国連など、4つの国際機関の安保専門家らが、グローバル安保の懸案を議論する行事だ。朴大統領はソウル安保対話を韓半島統一の基盤を固める「多国間安保対話機構」へと発展させていきたいと述べ、韓中首脳会議に次ぐ「統一外交」の開始を公にアピールした。 韓国が平和統一を主導するのに、周辺諸国の同意や協力が重要なのは、誰も否定できない。自由民主的基本秩序に基づいた韓半島統一が、国際社会にも利益をもたらすことを世界が共感できるよう、外交戦略を拡大していく必要がある。朴大統領は最近、「北朝鮮の核問題を解
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