シリア情勢 2017年02月02日 17:51 シリア国際機関 シリア情勢につき、アラビア語メディアから取りまとめたところ、断片的ながら次の通り ・国連のシリア特使が、ジュネーブ会議はこの20日に開催され、反政府側が統一交渉団を結成できなければ、国連がこれを行うと発言したことに対して、反政府連合交渉最高調整官のhajab (元のシリア首相でアサドから分離した)は、それは彼の仕事ではないとして、これを拒否する意向を示した(まあ、当然といえば当然でしょうね!!) また交渉最高機関のメンバーは、反政府派の交渉メンバーを選定するために、来週同機関の会合が開かれると語った。 ・それとどういう関係になるかは不明ですが、hurryuiet net は、匿名のトルコ外交官の話として、停戦保証人のトルコ、ロシアとイランとシリア政府と反政府派の一部が、再び8日アスタナ(カザフスタン)で会合し、その後20日にジ
シリア情勢 2017年02月01日 10:56 シリアアメリカの外交政策 世界はトランプ旋風が吹いていますが、シリアでももしかするとトランプの対IS戦略が動き出したのかもしれません。 ・シリア民主軍(クルドのYPGが主力)の報道官は31日、同軍が米軍から装甲車等の支援を受領したが、これはトランプ政権の第1週間の間でのことであると語ったよし。 報道官はさらに、これまでシリア民主軍は米軍より、軽火器や銃弾等の支援しか受けておらず、装甲車両等を受け取るのは初めてのことで、今回受け取った分は量は少ないが(車両数等は不明)、これは第1回の分で、米国からは今後ともさらに支援を続けると連絡されていると語った由。 さらに、彼は今後のシリア民主軍の作戦について、ラッカを孤立させ、ラッカとデリゾルとうIS支配下の地域の連絡線を断ち切ることを企図していると語ったよし。 (これまで、米軍はシリアにおけるISに対す
シリア情勢 2017年01月28日 12:09 シリアロシア シリア情勢につき、断片的ながら、とりあえず次の通り ・シリアの反政府グループを集めたモスクワ会議は、27日から始まったが、ラブロフ外相は、開会式で、国連傘下で2月8日に予定されていた、ジュネーブ会議は2月末まで延期されるであろうと述べた由。 (その理由や背景等についての悦明は報じられていないが、この発言に対して、国連報道官はこれを否定し、ジュネーブ会議については確定したことはなく、シリア特別代表はこの問題を検討するために来週NYを訪問すると語ったよし) ・さらにラブロフ外相は、ロシアがシリアの憲法大綱を作成したことに対する批判があることについて、同案がアスタナ会議で反政府グループに手交されたことを認め、シリアの憲法はすべての関係者と協議して決められるべきもので、近く全ての関係者に開示される、と語ったよし。 (その対象とか時期は不
シリア情勢(アスタナ会議等) 2017年01月23日 11:49 シリアトルコ シリア情勢につき、アラビア語メディアより取りまとめたところ次の通りです。 アスタナ会議は本日から始まりますが、それと並行して、デリゾルとal bab をめぐる駆け引き(戦闘)が激しくなり、al bab に関しては、トルコとクルドのどちらが、ここを制圧するかの戦いに、政府軍も加わってきたようで、シリア情勢はますます複雑になりつつある模様です。 ・アスタナ会議は、カザフスタン外務省によれば、23日1300から24日1300まで、rikusuk(アラビア文字からの訳)ホテルで、2日間の予定で開催される予定の由。 また、ロシア、トルコ、反政府派、国連等の代表はすでに到着したよし。 政府代表も機中にあった由なので、もう到着していると思われる。 ・ロシア、トルコ、イラン代表団は、22日2国間会談に次いで、3国協議を行い、会
シリア情勢 2017年01月18日 15:24 シリアIS シリア情勢につき取りまとめたところ、断片的ながら,次の通り ・13日から始まったデリゾルでの衝突は、その後も激しくなり、双方で120名以上の死者がでた。 ISは、攻撃下のモースルから数百名兵員を配転して、空港を攻略すべく、激しい攻撃をかけている(この報道が事実であれば、ISはこのデリゾルの攻撃が極めて重要な戦略的意味があるとみていると思われる) ISは3方面から攻撃をかけており、税関施設を制圧した。 これに対して、政府軍機がIS拠点と目標に対して空爆を続行している。 この戦闘のため、国連の食糧空中投下援助は中止された。 https://www.alarabiya.net/ar/arab-and-world/syria/2017/01/18/تصاعد-المعارك-بين-النظام-وداعش-في-دير-الزور.ht
シリア情勢 2017年01月12日 18:49 シリアIS シリアについて、アラビア語メディアの報じるところ、断片的ですが、次の通り ・ロシア外務省筋は11日、ロシア―トルコーイランのおぜん立てで、アスタナ(カザフスタン)で開催予定のシリア和平協議は、今月23日に開かれる予定であると語った。 この会議に引き続いてジュネーブでの協議が予定されている由。 これに対して、トルコ外相は先週、会議は停戦が続けば、23日の予定であるが、停戦違反が続発していると警告していた。 またトルコの副首相は、、YPGは会議に参加しないであろうと語った由 ・この会議に関し、国連事務総長の報道官は、国連は未だ正式の招請状を受け取っていないとして、正式の招請状がない限り、国連は出席しないとした由。 (最近イランがトルコ―ロシア枢軸から疎外されている感じがする上に、下記のようなダマス近郊のバラダ渓谷の状況にも鑑み、この平
シリア情勢(ロシア・トルコの監視体制等) 2016年12月31日 21:32 シリアトルコ シリア情勢については朝方お伝えしましたが、hurryiet net は、トルコ政府高官の話として、ロシアとトルコが、ロシアはシリアのHmeimim空軍基地に、トルコはEskişehir空軍基地に、合同停戦監視本部を設置し、共同して停戦尾監視にあたることになったと語ったと報じています。 更に双方の地上部隊も停戦監視にあたり、情報を密に交換する由 更に両国のイニシアティブの第2段階の和平交渉については、カザフスタンのアスタナで、両国及びイランにシリア政府と反政府派を含めた協議を行うことで合意しているが、現在のところその日時としては来年1月23日を予定し、その前に1月8〜9日頃に、双方の関係者が集まって、状況分析を行うことになった由。 また協議は当初は首脳レベルではなく、場合によっては余りハイレベルでない
シリア情勢(関連諸国の動き等) 2016年12月28日 11:10 シリアトルコ どことなく停滞しているイラク情勢に比し、シリアの方は、特にそれをと取り巻く関係国の動きが急です。 シリア内戦の方も、イドリブ方面とかダマス周辺で、政府軍の攻勢が目立ちます。 また、シリア北部を襲っている寒波のために、アレッポから引き上げた避難民の生活は悲惨で、たしかal jazeera net は、(戦)火から逃れた難民は寒さのために死んでいるとして、特に児童の死者が増えている・・・ただし、数字は不明…と報じています。 アラビア語メディアから断片的ながら取りまとめたところ、次の通り ・消息筋によると、エルドアン大統領はYPG等クルド勢力が支配するmanbij に対する最終攻撃計画を承認し、同作戦はal bab 攻略後10日程度で始まる予定の由。 なお、この戦いには東アレッポ等からイドリブに引き上げた1400名
シリア情勢(アレッポ等) 2016年12月13日 11:05 シリアロシア シリア情勢につき、取りあえず、アラビア語メディアから取りまとめたところ次の通り 状況が動いているので、アレッポは今頃は完全に政府軍の手に落ちている可能性があります。 ・アラビア語メディアは、いずれも東アレッポでは政府軍の完全制圧は、時間の問題だとしているが、現地から活動家等の報告として、反政府軍の抵抗は崩壊しつつあるとしています。 戦闘の激化と、その後の政府軍等の制圧により、反政府軍及び住民の被害が増えているとして、特にシリアの民兵が多くの反政府派兵士や住民を現地処刑していると報じています (その数についても若干の数字は出ていますが、混乱のなかで、どの程度現地処刑が行われているのか、不明ですが、シリアの民兵と言えば内戦当初のころは、反政府軍や住民の弾圧、殺害を行っていたのは彼ら組織だったので、仮に彼らが戦闘に参加し
モースル解放作戦 2016年10月20日 15:34 イラクIS モースル解放作戦については、前から書いているように、欧米等のマスコミの報道が迅速なので、このブログは落穂ひろいに徹しています。 どうやら、イラク軍、ペッシュメルガは当初かなりの前進を見せたものの、激しいISの抵抗に直面している模様です。 その関連で、モースル作戦については、単なるISに対する軍事作戦というにとどまらず、シーア派民兵の参加をどうするか、トルコ軍の問題等、多くの困難な政治、社会問題を抱えている点を指摘してきましたが、al jazeera net は「戦闘の砂塵よりも甲高い報道機関の喧騒」と題して、モースル作戦は、中東や世界のマスコミ、社会ネットその他の関心の的となっていて、無数の報告や分析がされているが、いずれも宗派的立場から、物事を一方的に眺め、自分側に立つものをより偉大な英雄として、反対者を悪としようとしてい
モースル解放作戦 2016年10月19日 09:04 イラクIS これから授業があるので一言だけ いずれにせよ、現地の戦況はCNNやBBC等でご覧になっていただくことにして、当面、ここでは落穂ひろいに徹します ・イラクと仏は20日パリで、今後のモースルの政治問題等について協議するために、20か国の外相からなる会議を開催する(イランは招待されていない模様) 仏外相は、記者会見で、ISがモースル陥落に伴いその戦力をシリアのラッカに移す可能性もあるとの問題について、ラッカに対する作戦問題も検討しなければならないとした。 ・モースル作戦へのトルコの参加問題が、両国間で大きな政治問題になっていますが、トルコ国防相はトルコは有志連合とトルコ空軍がモースル作戦に参加することで合意したと発表した。 またトルコ首相は18日トルコ機が既に作戦に参加したと発言した(その規模や具体的時間等は不明) ・トルコ大統領
シリア情勢 2016年09月09日 09:48 シリアトルコ シリア情勢につき、断片的ながら取りまとめたところ次の通り シリア情勢の焦点は矢張り当面、トルコの動きと、アレッポの再封鎖を巡る戦闘の模様です。 特にトルコは「ユーフラティスの盾」作戦以来、シリアへの関与を強め、益々その発言権を要求している模様です。 (トルコに関して) ・エルドアン大統領は、8日県知事たちとの会合で、トルコのjarablus 作戦以降、力のバランスは劇的に変化したとして、トルコが参加しない、またはトルコの支持しない、如何なるシリア問題の解決もあり得ないと強調した由。 エルドアンはまたトルコはjarablus を完全に制覇して、更に周辺のIS勢力を駆逐しつつあると語った由。 (ただし、al arabia net は現地の治安および医療機関が、8日jarablusで ISの攻撃(詳細は不明だが爆発事件の由 )で、少な
19:20 Putin says troops build-up near Ukraine borders was part of "exercises" 19:00 Volodymyr Zelensky tells Boris Johnson Nord Stream 2 commissioning by Russia "unacceptable" 18:20 Zelensky asks U.S. for clarity on NATO MAP – media 16:20 U.S. financial institutions prohibited to buy Russian bonds 15:40 Education minister: Best lecturers at President's University in Ukraine to be paid at least US$
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く