[ドバイ 19日 ロイター] - イランのザンギャネ石油相は19日、石油輸出国機構(OPEC)緊急会合を招集し、原油価格動向の協議を同国が呼び掛ける予定はないと語った。 ファルス通信が同氏の発言として伝えた。同氏は、1バレル=72ドルの原油価格を同国予算で想定すべきとしながら、「原油価格が25ドルまで下落しても、石油産業の脅威にならない」と述べた。 同氏はまた、原油安を食い止める加盟各国間の協議は現時点で結実していないと指摘。ただ、同省のウェブサイトによると、投資家や生産者にとって合理的な価格水準を確保するため、市場均衡に向けた加盟国間の協力強化を呼び掛けた。 私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」