【モスクワ=常盤伸】フランス最大野党・共和党などの議員団が今月二十三、二十四両日、ロシアに併合されたウクライナ南部クリミア半島をロシア側の招待で訪れた。併合を容認する発言を繰り返し、ウクライナ、フランス両政府が批判するなど波紋が広がっている。対ロ融和派を通じて仏政界を揺さぶり、対ロ制裁を続ける欧州連合(EU)の結束の乱れを生じさせるクレムリンの思惑が透ける。ウクライナ政府は十人を渡航禁止処分にする方向だ。 ロシア下院のスルツキー国際問題副委員長が代表を務める政府系「ロシア平和基金」が議員団を招待。団長はサルコジ前大統領が党首を務める共和党のマリアニ議員。マリアニ氏らはモスクワで二十二日にナルイシキン下院議長と歓談。翌日からクリミアのシンフェロポリ、ヤルタ、セバストポリを訪問。目的を「現地状況や住民生活を視察するため」としていた。 しかし、訪問先はロシア政府が設定した。議員団は、クリミア併合
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く