エジプト―サウディ関係(UAEの調停失敗) 2016年12月06日 11:31 エジプトサウジアラビア このところエジプト―サウディ関係が悪化しているという報道が増えていて、確かこのブログでも紹介したかと思います。 この問題に関して、al jazeera net とal qods al arabi net は、両国間の調停を試みたUAEの試みが失敗したと報じています(外交に関しては秘密主義のサウディ系のal arabiya net は流石になにも報じていません。またal jazeera net が、エジプトのマスコミが、シーシの「毅然とした」立場を称え、エジプトの勝利だったとしているなどと報じていますが、ざっと見たal aharam は特にこの問題を報じていないようです) 報道によれば、アブダビの独立記念日だったかに、アラブ首脳が出席する機会をとらえて、UAEが、サウディ国王とシーシ大
(2015年6月18日付 英フィナンシャル・タイムズ紙) サウジアラビアの国防相が今週、ロシアに赴く。石油王国で米国の同盟国であるサウジは、ウラジーミル・プーチン大統領との架け橋を築き、中東の盟主としての権威を発揮しようとしているのだ。 国防相としてイエメンでのサウジの空爆作戦を率いたムハンマド・ビン・サルマン王子は19日、サンクトペテルブルク国際経済フォーラムに合わせてプーチン大統領と会談する。 この会談は、ロシア政府がいかにシリアで前へ進む方法を模索しているかを示している。 ロシアは4年にわたるシリア内戦で「イラク・シリアのイスラム国(ISIS)」などのジハード(聖戦)主義者を含む反政府勢力と戦うバシャル・アル・アサド大統領の体制側の顕著な支援国だ。一方のサウジはアサド氏を退任に追い込むことを期待し、非宗教的な反政府勢力と「穏健」なイスラム主義の反政府勢力を支援している。 アサド後をに
サウディ、UAE,バハレンの駐カタール大使の召還 2014年03月06日 10:30 サウジアラビアカタール サウディ、UAE、バハレンの3国がカタール駐在大使を召還しました。 3国は共同声明にて、大使召還の理由として、カタールがその約束に反したから、として特に内政に対する不干渉、湾岸協力理事会加盟国の治安、安定を脅かす組織または個人勢力に対紙いかなる形での支援禁止違反等を上げている由。 これに対して、カタールは遺憾の意を表明するとともに、3国の行動の背景は湾岸協力理事会外の問題にかかわるもので、カタールとしては理事会の総ての決議を誠実に履行しているとの声明を発した由。 また、現在の所カタールがこれら3国から大使を召還する等の動きをする兆候はない由。 他方若干中立的な立場にあるクウェイトの仲介が期待されているやで、クウェイト議会副議長は、同国首長の仲介が両者の和解を実現する希望を表明し、こ
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