「尖閣防衛」、日米に温度差 2014年04月25日(最終更新 2014年04月25日 00時23分) 24日の日米首脳会談で、安倍晋三首相はオバマ大統領から沖縄県・尖閣諸島の防衛義務の言質を引き出し、集団的自衛権の行使容認でも「支持」を取り付けた。安全保障分野で「満額回答」(首相周辺)を得たように見えるが、オバマ大統領は日中が不測の事態に陥った場合の対応に「越えてはならない一線は引かれていない」と明言を避け、随所で中国に配慮した。米国を引き寄せ中国と対抗したい日本と、中国とも良好な関係を維持したい米国。陰の主役といえる中国をめぐり、日米の温度差も垣間見えた。 「バラクと私の間で、平和で繁栄するアジア太平洋を確実にするための日米同盟の主導的役割を確認することができた」。会談後の共同記者会見で、首相はオバマ大統領をファーストネームで呼び、胸を張った。 会談の準備段階で、日本側は大統領が尖閣を「