ミャンマー軍が7月、数カ所の村で一般人を集団殺害し、少なくとも40人の男性が犠牲になったことが、BBCの調査報道で明らかになった。 目撃者や生存者によると、軍兵士たちは村で住民たちを整列させ、男性を選んで殺害した。兵士には17歳ほどの若者もいたという。当時の動画や写真からは、男性たちの多くは拷問を受けてから殺害され、浅い墓地に埋葬された様子がうかがえる。
(CNN) 新疆ウイグル自治区で夜中に急襲が始まった。 ライフル銃で武装した数百人の警官がウイグル族の住む町で家々を回り、数百人を家から引きずり出し、手錠をはめ、フードをかぶせた。もし抵抗したら撃つと脅した。これらは中国の元警察官がCNNに語った内容だ。 この人物は「我々は夜中に全員を強制的に捕まえた」「もしその地域の一つの郡に数百人がいるのなら、数百人を拘束しなければいけなかった」と話す。 元刑事であるこの内部告発者は中国に残る家族を守るため、「ジャン」との名前だけで自分を特定するように希望した。 ジャン氏は亡命先の欧州で行われたCNNとの3時間に及ぶインタビューで、新疆ウイグル自治区の収容所でウイグル族を拷問する組織的作戦と同氏が位置付けるものについて詳しく説明した。このような詳細が明かされるのはまれ。中国はこうした拷問の存在を何年も否定してきている。 ジャン氏は警察の留置場で自分や同
ウイグル自治区の中心都市ウルムチにて。街のあちこちに中国共産党党旗が Photo: Wang HE/Getty Images 中国当局は2018年10月、ウイグル族など少数民族の「再教育」を法制化した。強制収容が国家により正当化されたのである。新疆ウイグル自治区ではすでに100万人もの人々が不当に拘束され、収容所に送られているが、そこから無事に出てこられた人は、確認できている範囲でわずかに数十人という。 そのうちの1人が11月に来日。NHK BS「国際報道2018」の番組内で、弾圧の実態を涙ながらに語った。彼が命がけで日本のメディアに訴えたこととは、そして今、私たちができることとは──。 2年前、突如始まった強制収容 「目の前で2人死にました。私たちは死を待っているかのようでした」 ウイグル族のオムル・ベカリさん。42歳のオムルさんは新疆ウイグル自治区出身で、現在の国籍はカザフスタン。中国
中国・香港で「警察を欺いた」容疑で逮捕された林子健氏(中央、2017年8月15日撮影)。(c)AFP/THE INITIUM/LAM CHUN TUNG 【8月15日 AFP】香港(Hong Kong)の民主派政党・民主党の男性党員が15日、「警察を欺いた」容疑で当局に逮捕された。この男性は先週11日に記者会見を開き、中国本土の当局者に拉致され、ホチキスの針を脚に刺されるなどの暴行を受けたと主張していた。 逮捕されたのは林子健(Howard Lam)氏。同氏は記者会見で、先週10日に香港の路上で白昼、突然車に押し込まれ、ノーベル平和賞(Nobel Peace Prize)受賞者で先月死亡した中国の民主活動家、劉暁波(Liu Xiaobo)氏の妻である劉霞(Liu Xia)氏との関係を追及されたという。 林氏は劉暁波氏がファンだったというサッカースペイン1部リーグFCバルセロナ(FC Bar
国際人権団体アムネスティ・インターナショナルのモスクワ事務所が2日、モスクワ市当局によって差し押さえられ、閉鎖された。賃料の不払いを理由としているが、人権活動に対する圧力の可能性もある。 アムネスティによると、2日朝10時ごろ職員が事務所に行ったところ、錠が取りかえられていた。ドアには市当局による「物件はロシア自治体の所有物となった」と書かれた封印が張られていた。アムネスティ側は「賃貸契約は順守していた。事前の警告などはいっさいなかった」と、市の主張に反論している。 アムネスティは事務所を約20年使い、ロシアの人権状況の改善に取り組んでいた。差し押さえの2日前には、違法な反政府活動を処罰する2014年施行の新法を適用されて、獄中で拷問を受けていると訴えているイリダル・ダディン受刑者を釈放するよう呼びかけていた。(モスクワ=駒木明義)
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