カタールの首都ドーハで記者会見したアリ・ビン・フェタイス・マリ検事総長(2017年6月20日撮影)。(c)AFP/KARIM JAAFAR 【6月21日 AFP】カタール政府は20日、現在の外交危機の一因となった国営メディアに対するサイバー攻撃について、同国と国交を断絶した近隣諸国が関与しているとの見方を示した。この攻撃をめぐってカタールが他国を非難したのは初めて。 カタールのアリ・ビン・フェタイス・マリ(Ali bin Fetais al-Marri)検事総長は記者会見で、ハッキングとされる今回の行為が「(カタール)包囲網に関わっている国々」から行われたのは「極めて明白だ」と述べた。具体的な国名は挙げなかったものの「近隣諸国」からだったとした。 ハッキングを受けたとされるのは国営カタール通信(Qatar News Agency)のウェブサイト。5月24日、タミム・ビン・ハマド・サーニ(T
トルコの首都アンカラで開かれた与党・公正発展党(AKP)の会議で演説するレジェプ・タイップ・エルドアン大統領(2017年5月30日撮影、資料写真)。(c)AFP/ADEM ALTAN 【6月7日 AFP】トルコのレジェプ・タイップ・エルドアン(Recep Tayyip Erdogan)大統領は6日、サウジアラビアなど一部アラブ諸国が国交断絶を発表したカタールについて、関係を発展させたいとの意向を示した。 エルドアン大統領は首都アンカラ(Ankara)で行った演説で「カタールに対する制裁は良くない」と発言。その上で「カタールとの関係を続けていくし、それを発展させていく」と表明した。 トルコはカタールと密接な関係を持つ半面、ほかの湾岸諸国、とりわけサウジアラビアとも良好な関係を保っている。 エルドアン大統領はサウジアラビアを直接批判することは慎重に避け、湾岸協力会議(GCC)の加盟諸国に対して
サウジとその緊密な同盟諸国はカタールと断交し、カタールがテロ組織を支援してイランに融和的になっていると非難した。世界の石油供給の20%を占める地域であっという間に、長く尾を引く敵対の構図が出来上がってしまった。 サウジとカタールの関係は常に緊迫化の火種を抱えていたが、今回の外交関係断絶に至った直接のきっかけは、カタールの国営メディアがいったん伝えた後、公式に否定されたタミム首長の発言だった。報道によると、タミム氏は中東でイランが果たす役割に支持を表明し、トランプ氏を弱虫呼ばわりした。これについてクウェートが仲裁に動いた甲斐もなく、サウジとアラブ首長国連邦(UAE)など同盟3カ国はカタールに対する事実上の経済封鎖を宣言した。 カタールはこれまで頻繁にサウジの鼻を明かしてきた。湾岸協力会議(GCC)で他の加盟国が賛同しない理念を支持するような態度はその最たる例だ。サウジがエジプトのシシ政権を支
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