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15日、ベルリン市内で外国人特派員との記者会見に応じた社会民主党青年部のキューナート代表(宮下日出男撮影) ドイツのメルケル首相との連立交渉開始の是非をめぐり、社会民主党は大きく揺れた。反対派の急先鋒に立ったのは次世代を担う若者。政治安定への「責任」を唱える党幹部に対し、長期的視野に立った党立て直しこそ将来への「責任」と対峙し、今後も大連立阻止へ徹底抗戦の構えだ。 「大連立を続ければ、党存続が危うくなる」 社民党で反対論が強いのは党内の左派と若者。特に声高に反旗を翻したのが党青年部のキューナート代表だ。 あどけなさが残る28歳の学生で昨年11月、代表に就いたばかり。党大会前にはシュルツ党首同様に地方を回るなど、連立阻止へ精力的に活動。一躍脚光を浴びる存在となり、メディアはまるで「2人の決闘」のようだとも伝えた。 危機感の背景にあるのは欧州での中道左派勢力の退潮ぶりだ。15日の記者会見では「
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