【ポルラマル(ベネズエラ)=菅原啓】非同盟諸国会議の第17回首脳会議が17日、ベネズエラのマルガリータ島で開幕し、平和・軍縮、テロ、地域紛争解決や経済発展のための協力など途上国が抱える多様な課題をめぐって熱心な討議が行われました。 会議の冒頭で、前回首脳会議(2012年)の開催国イランのロウハニ大統領が、非同盟運動は、世界の現実の課題を解決するうえで不可欠の存在となっていると述べ、ベネズエラのマドゥロ大統領に議長国の権限を公式に引き渡すと宣言しました。 マドゥロ氏は「この職務(議長国の任務)は諸国民の幸福のために使われることになる」と語り、最終日に採択される予定の「マルガリータ宣言」のポイントを説明。また、途上国間の経済面での協力をさらに発展させるために、「南の書記局」「南銀行」など新たな機構を設立する提案を行いました。 エクアドルのコレア大統領は、米石油企業による水源汚染など多国籍企業の