■国際 遠藤乾(北海道大教授) 日本の核武装、ナンセンスな極論 来日したエマニュエル・トッドがインタビュー「日本は核を持つべきだ」(文芸春秋7月号)で日本に核武装を勧めている。北朝鮮が核攻撃能力を持ち、米国に頼れないなか、「核の傘」は幻想で、「核の不均衡は、それ自体、国際関係の不安定化を招く」と…
「日本は核武装について考えるべきでは」-。ソ連崩壊や米大統領選のトランプ氏勝利などを「予言」したことで世界的に著名なフランスの歴史人口学者、エマニュエル・トッド氏が、5月に東京都内で開かれた保守系シンクタンク「国家基本問題研究所」(櫻井よしこ理事長)の創立10周年記念シンポジウムに登壇し、転換期を迎えた世界の今後や日本が取るべき道について提言した。 日本は安定、欧州は… トッド氏は1951年生まれ。パリ政治学院を卒業後、英ケンブリッジ大で博士号を取得。76年に発表した最初の著作「最後の転落」が、人口統計学的な手法で近未来のソ連崩壊を予測して話題に。以後、人口動態や家族構造に着目した独自の視点でアラブの春や英EU離脱などを見通すなど、「現代世界最高の知性」としてその発言は国際的に注目を集めている。 今回のシンポジウムでは、「世界の近未来を予測する~日本は生き残れるのか?」を演題に掲げ、基調講
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